2023年8月10日木曜日

笑う門には福来る

みなさん、こんにちは😀
保健師 曽我です。
まだまだ暑い日が続いていますが、体調はいかがでしょうか?
私は先週末夏休みをいただきまして、リフレッシュしてきました🍰
8月に入り、台風も発生しております。外出の際にはお気をつけください。


8月8日は笑いの日でした。
笑い声「ハ(8)ハ(8)ハ」の語呂合せ。「笑い」が身体に良い影響を及ぼすことは以前からよく知られていました。


★笑いの効果★

・がんに効果的なNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させ、免疫力を向上させる。
 笑うと「NK(ナチュラルキラー)細胞」が活性化されます。
このNK細胞は白血球の一種で、がん細胞や細菌に感染した細胞を死滅させる力があります。
つまり、笑うと免疫力が高まり、さまざまな病気に対して強い体ができるのです。

・血糖値の急激な上昇を抑える。
 笑うと心や体を落ち着いた状態にする副交換神経が働き、ホルモンバランスが正常化し、血糖値を上げる作用があるコルチゾールの分泌が低下します。 血糖値を下げるインスリンの作用とバランスが取れることで、血糖コントロールがよい状態になると考えられています。

・副交感神経を優位にして、血圧の上昇を抑える。
 笑うことで副交感神経が活発になり、自律神経系中枢がある大脳辺縁系から放出されるノルアドレナリンが放出が抑制される。ノルアドレナリンは血圧を上昇させるので、結果として血圧の改善にもつながる。

・脳の血流量が増加し、認知症予防になる。
 笑いと認知機能に関する調査も行われており、ほとんど笑わない人はほぼ毎日笑う人に比べて認知機能が低下するリスクは3.61倍高く、よく笑う人は認知機能が低下しにくい可能性も示唆されました。「漫才を見る」「落語を聞く」などは受動的な笑いですが、能動的な笑いである「つくり笑い」や「人に微笑みかけられる」だけでも脳の血流量が増加するといわれています。

・笑って横隔膜を動かすことによって腹筋を使うので、運動効果がある。顔の筋肉も動くため、顔の筋トレにもなる。
 有酸素運動 声を出して笑うと、有酸素運動になるそうです。 1日15分間笑ったとすると15分間の散歩と同じくらいの運動量(20~40kcal)になるのだそうです。

・気持ちが穏やかになり、ストレス発散につながる。
過剰なストレスを受けたり、生活習慣が乱れたりすると「交感神経」が優位になるのですが、笑うことによって「副交感神経」が優位になります。その結果、自律神経のバランスが整っていきます。

・コミュニケーションを促進させる。



看護大学時代に、ロビン・ウィリアムズ主演映画『パッチ・アダムス』という映画の話を精神科の先生が講義でお話してくれたのを思い出します。
これは実在の医師をモデルとした映画です。

「笑いは人を救う」ことに気づいたパッチ。強い薬を摂取しなくても、病室に閉じ込めておかなくても、笑うことで心が穏やかになり、楽しい気持ちを継続させることができるのです。

心の病の良薬は「笑い」とそこから生まれる「幸福感」であることをパッチは教えてくれるのです。



もし、皆様も興味がありましたら、見てみてくださいね。

本日もお読みいただきありがとうございました👩

曽我