2022年10月14日金曜日

乳がんセルフチェック

 こんにちは、山内です。

秋晴れの気持ちがいい天気ですね。

運動するには良い季節です。紅葉や季節を感じながら運動してみてください。

10月は乳がん月間です。

乳がんは、乳腺にできるがんです。

日本人女性の9人に1人が乳がんにかかると言われています。

乳がんになる人は30歳代後半から増加し、40歳以上の働き盛りの年代にも多く、40~50歳代の女性の死亡原因のトップとなっています。

しかし、早期に発見し適切な治療を行えば、良好な経過が期待できます。

若い時から関心を持ち、自分の乳房の変化に気付けることが大切です。



乳がんの初期は、自覚症状がほとんどありません。

そのため、手で触っただけでは、はっきりせず、見逃してしまうことが多いので、注意が必要です。

主な症状としては、しこり・乳房の痛み・乳頭からの分泌物(茶褐色)・乳頭や乳輪部のただれ・乳房の皮膚の変化(例:えくぼのようにくぼむ)・乳頭の陥没・脇の下の腫れやしこりがあります。

1つでもこれらの症状に気付いた場合は、専門医のいる乳腺外科の病院に受診することが大切です。


乳がんは、身体の表面に近い部分に発病するため、自分で発見できる可能性がある疾患です。

月1回の自己検診は、早期発見につながります。

乳がん検診の機会がない若い方にもおすすめです。

入浴前後など、鏡に映してみる習慣をつけてみるといいです。

①乳房を鏡に映し、両腕を高く上げたり、まっすぐに下ろしたり、両腕を腰にあて、乳房の変化をチェックします。

その際、左右の乳房の「ひきつれ」「くぼみ」「ただれ」がないか確認してください。

②3・4本の指をそろえて、乳房全体とわきの下を指の腹で10円玉大「の」の字を書くように動かして、「しこり」がないか乳房全体をゆっくり触ります。

特に、乳がんが発生しやすい部位と言われている「乳房の外側上部」に気を付けてください。

また、わきの下のチェックも忘れずにしましょう。

③乳首を軽くつまみ、分泌物がないか調べます。


セルフチェックを定期的に行うことが大切です。けれど、小さながんは、しこりとして触れないことがあります。

自覚症状がなくても、1~2年に1回定期的に乳がん検診を受診することが大切です。

もしも、検診で「要精密検査」となった場合は、必ず医療機関で精密検査を受けてください。


毎月セルフチェックを習慣として、定期がん検診を受けるようにしましょう。

それでは、また良い一日を。山内