皆様こんにちは。
保健師 篠崎です。
8月になりました。夏本番ですが、連日の猛暑に体力や気力を奪われそうになります。しっかりと水分補給をして、体温調整を行いましょう。また屋内にいる間も室温調整を行い、熱中症対策をしっかり行いましょう。
以前の熱中症の投稿です。ご参照ください。
https://saijo-c-hospital-kenko.blogspot.com/2022/06/blog-post.html
ワンヘルス
現在流行しているCOVID-19ですが、人と動物双方に感染する人獣共通感染症といわれます。WHOに確認されているものだけでも200種類あると言われています。
人口増加や森林開発、農地化等の土地利用の変化、これらに伴う生態系の変化や気候変動等によって、人と動物との関係性が変化したために、元来野生動物が持っていた病原体が、様々なプロセスを経て人にも感染するようになったものと考えられています。
「ワンヘルス」はヒト ・ 動物 ・ 環境の三位一体で人間の健康を向上させようという学際的なアプロ ーチです。環境の役割は見落とされがちですが、次のような役割を担っています。
・物質が蓄積 ・ 運搬されるリザーバーとしての役割
・生態学的 ・ 化学的プロセスの中心点としての役割
・環境中の病原体が動物やヒトに移行し、影響を与える健康メディエーター (仲介者) として の役割
このように、環境は人間の身体的 ・ 精神的なウエルビーイングに大きな役割を担っています。土地 利用の変化、生物多様性の損失、気候変動、汚染などの人為的なストレス要因は、ヒトと動物との健 康の接点において環境が果たしている役割に更なる影響を及ぼします。
ワンヘルスは従来、感染症に焦点をあててきましたが、化学物質で汚染された動物や 動物製品を人間が食べることによって引き起こされる病気や怪我などの非感染性疾患も該当します。
ワンヘルスへの行動
正解獣医師会世界大会での「ベルリン宣言」が端緒といわれています。
*人と動物の共通感染症の防疫推進や人と動物の絆を確立するとともに平和な社会発展と環境保全に努める
その後世界で同様な取り組みや計画がなされています。
厚生労働省HPよりご参照下さい。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000172990.html
現在のコロナ感染症もそうですが、話題のサル痘などもその類です。連日の猛暑も気候変動の影響を受けてと思われます。私たちの日常は環境を作る全てのものと関連しています。ご自身の健康を中心にどんな行動もしっかりと選択を行いましょう。
先日頂いた缶ケーキなるものです。オシャレなお菓子をスタッフみんなで美味しくいただきました!!
女子のテンションが最大に上がる瞬間でした。
では次回までお健やかに。篠崎