2021年8月4日水曜日

プラネタリーヘルス

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。

連日猛暑が続いています。お仕事の際には陽射しを防ぐ、こまめに休憩と給水をするなどの対策をしましょう。

コロナ感染症も増加しています。感染症対策も同時にお願いします。

オリンピックは後半戦となりました。ステイホームでお家観戦しましょう。



プラネタリーヘルス


現在世界中が参加するオリンピックが開催されています。まさに地球規模の大会です。スポーツを通じて国際交流や社会貢献が定期的に行われることは、今後途絶えることなく継続して欲しいイベントです。

近年はプラネタリーヘルスという考え方があります。SDGsの考え方と似ていますが、誰もが実践する事になると感じています。


一般社団法人 日本国際保健医療学会から抜粋


プラネタリーヘルスは、人類の繁栄を限界づける地球環境に対して多大な影響を及ぼしている人間の政治経済、社会システムに対して真摯に向き合い、文明化された人の健康と地球環境の密接な状態の関係に注目する事を通して、健康、福祉の増進と公平な社会を目指すこととされている。

人類は地球環境に対し、地球温暖化や海洋酸性化を通して気候変動や生物多様性の減少など悪影響を及ぼしており、人類の健康や生存自体を脅かすまでになっている。

その脅威は将来さらに強まり、大規模な自然災害、人的災害など壊滅的なクライシス(危機・難局)が起こりうるという危機感からプラネタリーヘルスが生まれた。

地球と人間は別々な存在ではなく相互依存関係にあることを強調するプラネタリーヘルスは、地球環境、生態系、全ての生命に対する倫理m自然に対する人間の責務を含んでいるが、その貢献は現在のところ、主に地球環境や将来世代への責任を換気するアドボガシー(権利擁護)にとどまっている。

プラネタリーヘルスは地球環境や次世代を重視するが、それらとの違いよりも共通性を重視し、地球環境と生態系と人や動物の健康との関連性に関する研究や活動で協調する事を目在している、プラネタリーヘルスといっても、グローバルなアクションだけでなく、里山を守るなど、人にも優しくローカルで地道な自然保護の取り組みも重要である。


プラネタリーヘルスの目指すところに、人の健康と生物の健康、環境の健康があります。ひとりひとりが小さくとも地道な取り組みがされることを期待しています。私達健康管理センターも健康の視野を広く持ち、皆様に情報提供やサービス提供ができるよう発展したいと考えています。


皆様へのお願い

西条地域のコロナ感染症発症例が増加をしています。皆さんそれぞれ対策をされていると思いますが、連休となると県外への外出や会食などが見受けられます。健康診断はマスクをした状態で受けられるものと、マスクを外さないとできない検査もあります。

接近した状況もありますので、健康診断2週間前までの県外外出はお控えいただけますようお願いします。



開催が危ぶまれたオリンピックですが、選手の活躍は日本を元気にしてくれています。開会式で使われたプラカードは話題となりました。アニメは世界規模ですね。

後半戦も全選手がんばれ!!

では次回までお健やかに。篠崎