こんにちは、山内です。
今日も県内で大雨警報が出ていました。
天気が悪い日がまだ続くようですね。少し晴れて欲しいなと思うこの頃です。
今日から愛媛県もまん延防止措置が適用されました。
ぜひ、みなさんも不要不急の外出は控え、感染予防に努めて頂ければと思います。
今回は、目の健康についてお話します。
日常生活を豊かに過ごすためにも、自分の目を大切にすることが大切です。
現在、中高年の失明原因の1位は緑内障、2位は糖尿病網膜症で、夜盲を来す網膜色素変性症、加齢黄班変性があります。
早期発見・早期治療で進行を遅らせ、失明を防ぐことができる病気もありますので、気になる症状がある場合は、早めに受診するようにしましょう。
健診でできる目の検査には、視力検査、眼圧検査、眼底検査があります。
視力検査では、裸眼視力の他、メガネやコンタクトで矯正した視力も測って、視力の状態を確認します。
眼圧検査では、眼圧を測定します。
正常値は 10 ~ 21mmHg と言われていますが、個人差があります。
眼底検査は、視神経や網膜の状態をみる検査です。健診では、瞳を広げて検査はしていません。
健診の眼底検査の所見で一番多いのは、緑内障の疑いです。
目の球形を保つ力を眼圧といい、眼圧が高くなると視神経が圧迫されて少しずつ障害され、視野が欠けていきます。
目が見えにくくなり、進行すると失明してしまいます。
視野が欠けても、初めのうちはほとんど気がつきません。
緑内障がかなり進行して視野の欠けに気がつきます。
また視野が大きく欠けてから治療を始めると進行を抑えることが難しくなりますので、早期発見が大切です。
眼科を受診して、精密に視野を検査してもらいましょう。
健診の眼底検査で緑内障疑いと指摘されることがありますが、これはあくまでスクリーニングで正常の場合が含まれています。
また健診で眼圧が正常であったとしても、正常な眼圧でも視神経がおかされる人がいて、正常眼圧緑内障という病気もあります。
眼圧は一日のうちで変動します。
健康診断などで眼圧が正常でも、安心はできません。
そのため、指摘があった場合は、一度眼科を受診してさらに診断することが必要です。
コロナ感染拡大しており、受診自粛されている方もいらっしゃるかと思いますが、何か身体に不調がある場合は、病院を受診するようにして下さい。
それでは、また良い1日を。山内