2017年11月29日水曜日

悩んでいる方が多い片頭痛

こんにちは、山内です。

今回は片頭痛についてお話します。



片頭痛を引き起こす原因はよくわかっていませんが、頭部の血管が拡張して炎症を起こして痛みが発生するのが片頭痛です。

片頭痛は、頭の片側または両側が脈打つようにズキンズキンと痛みます。
月に1~2回とか、週に1~2回の頻度で発作的に起こります。頭痛は、数時間程度のこともあれば3日くらい続くこともあります。
痛みが出ると仕事がてにつかなくなったりと、日常生活に支障をきたすこともあります。
頭痛だけでなく、吐き気や嘔吐、普段はなんでもないような光や音に敏感になったりといった症状を伴うこともあります。

片頭痛は、痛みが起こる前に前兆を伴うタイプと伴わないタイプがあります。
前兆の症状で、「目の前で光がチカチカする」「視野の一部に歯車のようなギザギザしたものが現れる」「視界が欠ける」などがあります。
その症状が5~60分程度続き、60分以内に片頭痛に襲われます。

前兆を伴わないタイプでも、なんとなく頭痛がきそうと感じることがあります。
「だるい」「イライラする」「気分がよくない」「眠気を感じる」「体がむくむ」などの予兆を感じて、その後に頭痛が起こることがあります。

片頭痛が起きてしまった場合、まずは鎮痛剤を飲みましょう。市販薬で治まらない場合は、病院を受診して薬を処方してもらいましょう。
他には、安静にする、冷却シートなどで頭を冷やすのも効果的です。状況に合わせて自分に合った有効な対策を試みて下さい。

片頭痛は、普段と違う生活を続けると起こしやすくなります。
においや光の強い場所、食べすぎや空腹、雨の日なども片頭痛の誘因となります。その人その人でさまざまな誘因があります。
まずは、できるだけ不規則な生活をしないようにしましょう。1日3食きちんと食事を摂り、睡眠不足にならないようにしましょう。


命に関わる危険な注意しないといけない頭痛もあります。
くも膜下出血・・・突然激しい頭痛が起こり、吐き気や嘔吐を伴います。

脳出血・・・手足のしびれ・意識障害・ろれつが回らなくなるといった症状を伴い、頭痛が徐々に強くなります。

脳腫瘍・・・頭痛の他に、嘔吐やけいれん・手足の麻痺・言語障害・視力の低下・視野が狭くなるといった症状が現れることが多く、脳に水がたまることもあります。

髄膜炎、脳炎・・・38度以上の熱が出て、うなじのあたりが硬くなったり、嘔吐がみられます。後頭部に強い痛みを感じることが多いという特徴もあります。また意識障害やけいれんを生じることもあります。

頭痛がおさまらない、いつもと違う頭痛の症状がある場合は、病院を受診するようにしましょう。頭痛外来、神経内科、脳神経外科もしくは、かかりつけの先生に相談しましょう。
約40%の方が頭痛に悩んでいるという統計もあり、そのうち70%以上が1度も病院に行ったことがないをいう統計もあります。
適切な治療を受けることで頭痛が軽減し生活の質を改善するために治療やアドバイスを受けることができます。

それでは、またよい1日を。山内