保健師 近藤です。
いつの間にか7月も終わろうとしています。
夏らしいことをしないといけない気分になります。
今日は新居浜の花火大会です。今年は約8800発あがるそうです。
ちなみに、西条市のおかげんが約8000発、今治のおんまくが約14000発だそうです。
今年のおんまくは凄そうですね。
暑い日が続く夏になると、「疲れが抜けにくい」「食欲がわかなくなる」「よく眠れない」ことはありませんか。これといった病気ではないのに身体の不調が続いてしまう……これはいわゆる「夏バテ」の状態です。高温多湿な日本の夏の暑さによる体調不良の総称です。
今日は、夏に起こりうる『夏バテ』についてお話したいと思います。
【夏バテの原因】
•体内の水分・ミネラル不足…脱水症状
•暑さによる食欲の低下…栄養不足
•暑さとエアコンによる冷えの繰り返し…自律神経の乱れ
とりわけ内臓や血管などの働きをコントロールする自律神経が乱れると、体内の環境を整える機能がうまくいかなくなり、疲労感やだるさ、胃腸の不調といった症状を招きます。また、寝苦しさからくる睡眠不足も自律神経の乱れを招きます。
【夏バテを防ぐ生活習慣】
1.こまめに水分補給をする
厚生労働省の資料によれば、普通の生活においても毎日2.5Lの水分が身体から失われています。この時期は熱中症予防のためにも、水やお茶をこまめに飲みましょう。なお、スポーツドリンクを含めて、糖質の多い清涼飲料水の飲み過ぎは糖質の分解にビタミンB1を多量に消費するため、疲労感を招きやすくなります。
(水分補給のポイント)
◦ビールは飲んだ量の1.5倍排泄するなど、アルコールには利尿作用があり、水分補給にはならない
◦起床時や入浴後、スポーツ時は特に水分補給を心がける
2.温度差や体の冷やし過ぎに注意する
外気温との温度差や体の冷やし過ぎは自律神経の乱れを招きます。エアコンの風が直接当たらないようにして、寒さを感じたら衣類やひざかけ等で調節しましょう。また、冷たい飲み物は胃腸に負担をかけやすく、体の冷えの元にもなります。なお、夕方以降の涼しい時間帯に行うウォーキングなどの軽い運動は、自律神経の働きを整えるうえで有効です。
3.睡眠をしっかりとる
暑さによる疲労回復や、自律神経を整えて体調不良を改善するために睡眠は欠かせません。ただし、睡眠中のエアコンのかけっぱなしは身体を冷やし過ぎ、かえって体調を崩しやすくなります。就寝時間、起床時間に合わせてタイマー設定を活用しましょう
4.1日3食、いつも以上に栄養バランスを心がける
暑さで疲れやすく、汗でミネラルを失いがちな体はたっぷりの栄養が必要です。少量でも多くの品目を食べられるよう、食事の内容に気を配りましょう。
また、きゅうりやトマトなどの夏野菜は水分が多く、ほてった身体を冷やす働きがあります。タンパク質を摂るために肉、魚、大豆製品などを一食ごとにいずれか一品とることを心がけましょう。またビタミンやミネラルを含む野菜や果物も積極的に取り入れてください。食欲増進には、香味野菜やスパイスの活用もおすすめです。
(積極的に摂りたい栄養素)
◦タンパク質…夏はタンパク質を消耗しやすいため補給が必要。肉類や魚介類、豆類、卵、乳製品に多く含まれる
◦ビタミンB1…糖質をエネルギーに変えて疲れにくくする。豚肉、ウナギに多く含まれる
◦アリシン…ビタミンB1の吸収を高める。たまねぎやにんにく、ネギなどのニオイの成分に含まれる
◦ビタミンC…暑さによるストレスで消費されやすく、不足すると疲れやすくなったり、風邪を引きやすくなったりします。
冷たいものばかりを食べ続けると胃腸の働きが弱まります。火を使う調理でキッチンに長時間立ちたくないときは、電子レンジなどの調理器具を上手に活用して温かい料理も味わうようにしましょう。
今日花火大会行く方は、体調には気をつけて行ってください。
では、皆さんよい週末を!!
See you again!!!