みなさん、こんにちは
保健師 竹田です。
12月も後半にさしかかかり、師走の言葉どおり何かと慌ただしい時期ですね。忙しいときこそ、体調管理に気をつけて過ごしましょう。
今日は12月の健康づくりについてお話します。
12月は寒冷刺激、生活リズムの乱れ、心理的ストレスが重なり、自律神経・免疫機能・代謝機能が低下しやすい時期です。この時期の健康管理は年末年始の体調だけでなく、翌年の慢性疲労や疾病リスクにも影響を及ぼします。
自律神経を乱さない生活リズムの維持
寒暖差や夜更かしは交感神経優位の状態を長引かせます。特に12月は以下が重要です。
- 起床時刻を一定に保つ
- 朝の光刺激を確保する
- 就寝前の強い光(スマートフォンなど)を控える
冷え対策と血流改善
冷えは末梢血管収縮を引き起こし、筋緊張や疲労物質の蓄積を助長します。
- 首・腹部・足の保温
- 38~40℃の入浴による副交感神経優位への誘導
- 軽い運動による血流促進
免疫機能を支える栄養管理
12月は外食や高脂質食が増え、栄養バランスが崩れがちです。
特に意識したい栄養素:
- タンパク質(免疫・筋肉維持)
- ビタミンA・C・D(粘膜免疫・抗酸化)
- 亜鉛(免疫調節・創傷治癒)
- 発酵食品(腸内環境の安定)
腸内環境の乱れは免疫低下に直結するため、年末も食事内容の質を保つことが重要です。
慢性疲労・ストレスの蓄積を防ぐ
心理的ストレスは免疫抑制を引き起こす可能性があり、ストレスマネジメントは翌年の自律神経失調や睡眠障害予防につながります。
- 意識的な休息時間の確保
- 過剰な「やるべき思考」を手放す
- 呼吸・入浴・睡眠による回復
来年に向けた予防的健康行動
12月は健康行動の「リセット期」として最適です。
- 軽い運動習慣の導入
- 睡眠環境の見直し
- 健康診断結果の再確認
12月の健康管理は翌年の準備期間です。年末年始の過ごし方を整えて、来年につなげましょう。
今日も一生健命 竹田
