2023年2月1日水曜日

ビジネス心理学

皆様こんにちは。

保健師 越智です。


早いもので2月ですね。旧暦などを知ると1年の始まりは2月1日とも言われています。ちょうど節分も2月3日です。節目を大切に、新しい目標や気持ちをもって1年を過ごしていただきたいと思います。

私の記事は不定期とさせて頂いておりますが、月2回程度の更新をいたします。皆様のお目にかかる事ができれば幸いです。




ビジネス心理学

最近取り組んでいる心理学を取り入れた健康増進活動ですが、面白い内容がありましたので、ご紹介いたします。

ビジネス心理学は新しいと思われているようですが、それ以前には産業心理学や組織心理学と呼ばれていたそうです。

昔は製造業を主体に産業が発展していましたが、その時代は生産性を上げることを目的にしていました。そのため「ビジネス」という言葉使われなかったようです。

現代では情報や対人サービスに変化をし、ビジネス心理学という概念に変化していったようです。

今は様々なものが変化をしています。働く人の価値基準や働き方そのものが変化しています。コロナを経験し、リモートワークや余暇の過ごし方など新しいライフスタイルが確立されました。

その変化の中で、働く人のメンタルコントロールにも変化が見られています。その特徴はメンタル不調者や予防のカウンセリングによる癒しよりも、コンサルによる変革の能力育成にあると言われます。

例えば上司と1対1で生き甲斐や価値観など、対話を繰り返しすることで、対話の中に意味を見出し、新しいものを作り出すことが出来るそうです。

組織が個を管理するのが現状でイメージしやすいですが、個から組織という単位に目を向けると、個のストレスというのは上司の不満だけでなく、現状の組織の仕組みと目標間の矛盾にあったりします。

ビジネス心理学は怒りなどの個人感情を人や組織の変革への動機に変えていくことができる理論と言えます。

有名なアドラー心理学やポジティブ心理学も同様にビジネス心理学として注目されています。

健康経営の普及が加速していますが、まだまだ組織が個を管理する方法が主流です。個から組織という単位で組織をみると、案外健康経営が求める結果を得られやすいのかもしれません。

健康経営の目的は職員の健康度と満足度の向上ですが、その効果として生産性の向上や利益の向上、ホワイト企業のイメージ化が図れるというものです。組織の変革が職員満足度を向上させるなら、その効果も同様と考えます。1対1の対話を試してみる価値はありそうですね。



椿は2月~4月に咲く常緑樹の植物です。庭木としてもたくさん見かけます。一重の椿ですが、とても上品な花姿です。たくさん品種がありますが、数年前上野公園で見かけた八重咲の椿は記憶に残る美しさでした。写真があればまたご紹介いたします。

季節の花を眺めることも心を整える方法の一つです。自然のエネルギーを取り入れて、毎日を元気に過ごしましょう。


では次回までお健やかに。越智