保健師 近藤です。
昨日ぐらいから急に風が冷たくなった感じがし、『寒い』と口走ってしまうことが多く冬の訪れを感じます。北海道では15日、上空に真冬並みの寒気が入り、強い冬型の気圧配置となった影響で、日本海側を中心に非常に強い風が吹き、雪が降ったというニュースもあるように、この時期は急に気温が下がることで、風邪もひきやすく身体の調子も悪くなりやすいので、暖かい格好をしてよく寝てよく食べて免疫力を高めて下さい。
今年もインフルエンザが流行り始めていますので、そんな今日は今年のインフルエンザについて少しお話をしようと思います。
例年12月から3月にかけて流行しています。昨年は少々早い12月13日からインフルエンザ流行の兆しが見られました。
今シーズンは昨年よりもさらに早めの流行となり、都内では昨年よりも2か月以上早い流行、沖縄では9月にもかかわらず警報発令がでています。
現在日本でのインフルエンザは、A型が多く発生しています。
インフルエンザA型の症状の特徴は、次のとおりです。
38度以上の高熱
関節痛
筋肉痛
全身倦怠(けんたい)感
頭痛など
これらの症状が急速に現れます。
風邪の原因は、ほとんどがウイルスによる感染です。
インフルエンザの流行が始まる前や、ウイルスの活動が短い期間中では、風邪とインフルエンザは同じような症状を示すことがあるので、見分けるのが難しい場合があります。
体温が急速に上昇し、38度以上になる。
急な悪寒・頭痛・筋肉痛・関節痛を伴う
インフルエンザ患者が多く出ている場所に出掛けている
風邪は発症後の経過がゆっくり進行し、喉の痛みや鼻水、くしゃみ、軽い発熱等の症状が出ます。
対してインフルエンザは急激に体調が悪くなり、高熱を伴う傾向です。
とはいえ、諸症状が風邪の引き始めに似ているからといって「これは風邪だな」と自分で判断するのは禁物なので、症状が疑わしいときは医療機関での受診、検査をおすすめします。
インフルエンザにかからないようにするには1番はウイルスに負けない身体つくりです!!
身体の調子がわるく免疫が低くなっているときは、インフルエンザウイルスにもかかりやすくなります。
健康なうちに予防接種を受けておく
規則正しい生活を送る
部屋(室内)の湿度は50~60%を維持し、乾燥を防ぐ
人がたくさん集まる場所に行くのは控える
マスクを活用する
ウイルスは乾燥した環境を好みます。
乾燥する秋、冬の季節は、ウイルスの活動が活発になり、インフルエンザなどの感染症が拡大していきます。
しっかり睡眠をとり、栄養バランスのよい食事をとるよう心がけてください。免疫力を高め、ウイルスに負けない体を作りましょう。
それでも、インフルエンザが疑われる症状が出てきた場合には、自己判断せず、医療機関を受診して検査してもらいましょう。
※発熱直後(発症から約12時間以内)では、検査キットでもインフルエンザと診断できないこともあるので気をつけてください。
では、週末もお天気は良さそうなので、暖かい格好でお出かけ下さい。
皆さん、良い週末を。