2016年8月12日金曜日

動脈硬化の検査といえば

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

毎日、記録的な暑さが続いていますね。

体調管理には十分気をつけましょう。


今回は、オプションの検査の中でも、実施する方が多いABI検査についてお話したいと思います。


ABI検査とは


ABI検査(足関節上腕血圧比)は、足首と上腕の血圧を測定し、その比率(足首収縮期血圧÷上腕収縮期血圧)を計算したものです。

足の動脈の詰まりの程度を表しています。

動脈硬化が進んでいない場合、横になった状態で両腕と両足の血圧を測ると足首のほうがやや高い値を示します。しかし、動脈に狭窄や閉塞があるとその部分の血圧は低下します。

こういった動脈の狭窄や閉塞は主に下肢の動脈に起きることが多いため、上腕と足首の血圧の比によって狭窄や閉塞の程度がわかります。

CAVI(心臓足首血管指数)との同時測定により、大体の血管年齢がわかります。

CAVIは動脈の硬さの程度を表しています。
年齢が高くなるに従って値は高くなります。

同じ性別、同年齢の健康な方のCAVI平均値と比べることで、「血管年齢」がわかります。CAVIが9.0未満であっても「血管年齢」の高い方は動脈硬化症の進行が早いと考えられます。








特に高血圧・糖尿病・喫煙・肥満・運動不足・コレステロール高値・心臓病や脳疾患などの家族歴 などがある方はABI検査を受けることをお勧めします。


動脈硬化そのものは、自覚症状がなく自分で気づくことが難しく、放置してしまいがちです。心筋梗塞や脳梗塞を起こす原因にもなるので注意が必要です。

数値で見ると分かりやすいため日頃から注意するきっかけにもなります。

検査を受け自分の動脈硬化の程度を知っておくのも一つではないでしょうか?





リフレッシュ休暇をいただき、小旅行へ。

水族館での一枚です。サンゴ礁ゾーンがお気に入りでした。
十分リフレッシュしたあとは、暑い夏を乗り越えなければ、ですね。


今日も一生健命  竹田