2016年7月29日金曜日

便秘を解消しよう

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

梅雨明けし、毎日暑い日が続いていますね。暑さに徐々に体をならし、夏バテしないよう気をつけましょう。

今日は、自覚症状のなかでも多い症状のひとつ、便秘についてお話します。

便秘でなかなかすっきりしない、お腹が張っているという方もいらっしゃるかと思います。


便秘とは、排泄物が大腸内に溜まっているにも関わらず、何らかの不調によって正常な排泄が行われない状態のことです。

ただし、「正常な排泄」には個人差があるため、何をもって便秘と定義づけられるのかは、明確ではありません。

日本内科学会では「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」とされています。重要なのは、何日間便が出ていないかではなく、「残便感や苦痛を感じるか」だといえます。


便秘の種類


便秘は、大きく分けると機能性便秘器質性便秘に分類されます。

いずれも腸の機能が低下していたり異常を来していたりする場合に発生するものですが、機能性便秘は、日常の食生活や生活習慣などが原因となって起こる便秘の総称で、病気に由来しない便秘であることが特徴です。

一般に「便秘」といった場合には、機能性便秘のことを指す場合がほとんどです。

器質性便秘は、腸や胃、肛門といったほかの器官の疾患に由来する便秘です。機能性便秘のような生活習慣によるものではないため、長期化すると命に危険が及ぶ場合もあります。

機能性便秘の主な原因


過度なダイエット

排便は、便を押し出すことによって行われるものです。
ダイエット目的で過度な食事制限をしていると、作られる便の絶対量が少なくなってしまい、いくら出そうとしても押し出すことができません。

水分不足

便秘の最大の敵は水分不足です。便が長期間にわたって腸内に滞在しているということは、それだけ、水分が腸壁に吸収されて硬くなってしまっているということでもあります。
硬い便はなおさら排便が困難ですので、水分を多めに摂取することで便秘の悪循環を防ぐことができます

ストレス

ストレスを持続的に受けていると、体に不調が出てきます。
排便のような生命維持に欠かせない行為は、自律神経の働きによって行われていますので、便秘とストレスは密接に関わっているといえます。


便秘解消のために


食事を見直そう

便のもとは食べ物なので、便秘の改善には、まず食事内容の見直しが肝心です。ひどい便秘を解消するには、食物繊維が豊富に含まれている食材をきちんと摂りましょう。

腸内環境をよくするために、善玉菌を増やす食材である漬物などの醗酵食品、チーズやヨーグルトなどの乳酸菌、生野菜に含まれる酵素なども積極的に摂るよう心がけましょう。

適度な運動

女性はもともと筋肉量が少ないので、便を押し出す力が弱くなりがちです。腹筋を意識した運動を日常に取り入れましょう。

規則正しい生活

規則正しい時間に食事をする、睡眠時間を十分にとる、ストレスをためない生活を心がけましょう。

排便に関係する副交感神経は0時過ぎに活動のピークを迎えるため、腸のぜん動運動を促すには0時には眠っていることが理想的と言えます。夜型の生活をしている方は朝型に切り替えましょう。

また、朝に水を1杯飲むことで、腸のぜん動運動が誘発されやすくなります。冷水は弱った腸には大敵なので、白湯(さゆ)か常温水で試してください。

他にもマッサージやツボ押しも効果的といわれています。

http://jp.rohto.com/learn-more/benpi/tsubo/

リンクご活用下さい。

安易に薬に頼らず、まずは生活習慣を見直し毎日すっきりと過ごしたいですね。


夏といえば海。
出かけるのは暑いのでなかなか億劫ですが、写真を見ているだけで癒されます。


今日も一生健命 

竹田