保健師 曽我です。
昨日今日と、梅雨の晴れ間でいい天気が続いていますね🌞
朝夕は涼しく、クーラーもなしで過ごせとても過ごしやすいですね。
夏もすぐそこまで来ていますね🍉
今日は ”睡眠時無呼吸症候群(SAS)” です。
睡眠時無呼吸症候群は眠り出すと呼吸が止まってしまう病気です。
呼吸が止まると血液中の酸素濃度が低下するため、目が覚めて再び呼吸し始めますが、眠り出すとまた止まってしまいます。
これを一晩中繰り返すため、深い睡眠がまったくとれなくなり、日中に強い眠気が出現します。
酸素濃度が下がるため、これを補うために心臓の働きが強まり、高血圧となります。酸素濃度の低下により動脈硬化も進み、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。
さらに睡眠不足によるストレスにより、血糖値やコレステロール値が高くなり、さまざまな生活習慣病やメタボリック・シンドロームが引き起こされます。
1時間あたり10秒以上の呼吸停止が20回以上出現するような中等症・重症の睡眠時無呼吸症候群を放置すると、心筋梗塞・脳梗塞・生活習慣病・眠気による事故などを引き起こし、死亡率が非常に高くなるため、すぐに治療が必要です。(厚生労働省HPより)
ひどいイビキ、睡眠中の呼吸停止がある場合には速やかに専門の医療機関で検査・治療を受けることが大切です。
睡眠時無呼吸症候群の検査は、簡易検査と、脳波を含めた精密検査(ポリソムノグラフィー;PSG)の二段階の検査が必要になります。
簡易検査(自宅)
ポータブル機器を使い、睡眠中の呼吸状態・血中酸素飽和度・脈拍などを記録します。1晩で終わる簡便な方法です。
ポリソムノグラフィー(PSG)
医療機関に1泊入院して、脳波・眼球運動・筋電図・呼吸・心電図などを多角的に測定します。
脳波や心電図も追加で測定し、無呼吸の状態や体への悪影響をより精密に検査します。睡眠時無呼吸症候群の重症度を測るだけでなく、閉塞性によるものか、中枢性によるものかの診断も可能です。
<軽症>
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は医療機関での治療が大切ですが、日常生活の工夫だけでも症状を軽減できる場合があります。
特に軽症の段階や、治療と並行して行うことで効果を高めることが期待されます。
生活習慣の見直しがカギ
1. 減量
肥満はSAS最大のリスク因子です。特に首回りや舌の付け根に脂肪がつくと、睡眠中に気道が塞がれやすくなります。体重を5〜10%減らすだけでも、気道の圧迫が軽減され、無呼吸の回数が減ることが報告されています。急激なダイエットではなく、バランスのとれた食事と適度な運動による「持続可能な減量」が大切です。
2. 禁酒
3. 禁煙
4. 仰向けでの睡眠を避ける
5. 定期的な運動
<中等症~重症>
1.CPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)
もっとも一般的かつ有効な治療法です。専用のマスクを装着し、一定の圧力で空気を送り込むことで気道を広げ、無呼吸を防ぎます。AHIが15以上(中等症以上)で保険適用されます。
マウスピースを装着して下あごを前方に突き出すような形にすることで、舌の押し込み等による気道の閉塞を緩和させ、症状を和らげます。
3.外科手術
空気の通り道を広くするために、鼻やのどの手術を行う場合があります。
特に小児においては、睡眠時無呼吸症候群が成長の大きな妨げとなることが分かってきたため、アデノイド・扁桃の手術を積極的に勧めます。
当院でも、睡眠時無呼吸症候群の診療を行っております。検査も含め、気になる症状が有る方がいらっしゃいましたら、ご相談ください。
本日もお読みいただきありがとうございました☺
曽我