みなさん、こんにちは。保健師 竹田です。
お盆はどう過ごされましたか?毎日変わらず厳しい暑さですが、熱中症には日ごろの体調管理が重要です。規則正しい生活、食事を心がけ事前の対策をしましょう。
今日は更年期に急増する体と心の不調とホルモンの乱れについてお話します。
最近疲れやすい、急に汗が出る、気分が落ち込む、、、そんな症状に心当たりはありませんか。年齢のせいだと思っていた不調が実はホルモンバランスの乱れによるものかもしれません。特に40代後半から50代にかけて訪れる更年期には体と心にさまざまな変化が起こります。
更年期とは
- 卵巣の機能低下により、エストロゲン(女性ホルモン)が急激に減少
- ホルモンの変化が自律神経や感情の安定、体温調節などに影響
- プレ更年期(40代前半~)にも起こりうる
主な症状とホルモンの関係
ホットフラッシュ(顔のほてり・発汗)
エストロゲン減少により自律神経が乱れる
疲れやすい・だるさ
エネルギー代謝低下、睡眠の質の低下
不眠
セロトニンやメラトニンの乱れ(エストロゲンとの関連あり)
イライラ・気分の落ち込み
エストロゲン低下が感情調整に影響
めまい・動悸
自律神経失調による反応
肌や髪の乾燥
コラーゲン産生の低下(エストロゲン関与)
性交痛・膣の乾燥
エストロゲン不足で膣粘膜が薄くなる
ホルモン変化に向き合う方法
1.食事でのケア
大豆製品(豆腐・納豆・豆乳など)イソフラボンはエストロゲン様作用
ビタミンE・鉄・亜鉛など:ホルモン分泌や代謝をサポート
2.運動習慣の見直し
軽いウォーキングやヨガ、ストレッチなどで自律神経を整える
3.睡眠とストレス管理
寝る前のスマホNG、ぬるめの入浴、アロマなど
深呼吸、瞑想を取り入れる
4.婦人科での相談
HRT(ホルモン補充療法)の選択肢も
漢方薬やサプリも併用できるケースあり
不調を感じたら、ホルモンバランスについても考慮してみましょう。
今日も一生健命 竹田
今日も一生健命 竹田