2025年2月20日木曜日

今年も花粉症のシーズンとなりました

みなさん、こんにちは😊
保健師 曽我です。
先週も寒波が来ましたが、また、今週末も寒波到来との事。。。⛄
お出かけの際は、お気をつけください💨

今回は 花粉症" です。

この時期になると、ほぼ100%の確率で出てくる花粉症の話題。
早いものでもう症状の出ている方もいらっしゃいますよね。

★花粉症はどうしてなるのでしょう。

花粉症のメカニズムは、 個人差はありますが、数年から数十年かけて花粉をくり返し浴び、抗体の量が増加すると、くしゃみや鼻水、目のかゆみや涙目などの花粉症の症状が出現するようになります。いずれも入ってきた花粉を取り除こうとすることで生じるアレルギー反応です。 
花粉が目や鼻から入ってきて、体内の免疫システムによって「異物=敵」とみなされると、敵に対抗するための抗体(「IgE抗体」と言います)がつくられます。

 まだ花粉症になっていない方が、花粉をできるだけ避ける(曝露を防ぐ)ことで、将来の
発症を遅らせることも重要です。

★花粉はいつ多くなるのでしょう。

花粉の飛散する時期は、花粉の種類によって異なります。
スギ花粉については、2 〜 4月頃に飛散します。
花粉症の約70%はスギ花粉症と推察されています。これは日本の国土に占めるスギ林の面積が大きく、全国の森林の18%、国土の12%を占めているためでもあります。スギの花粉が多いのは地球の温暖化も関係しています。

昼前後と夕方に多く飛散し、以下のような天気になると花粉が特に多くなります。
〇 晴れて気温が高い日
〇 空気が乾燥して、風が強い日
〇 雨上がりの翌日


★どうすれば花粉症を予防できるのでしょう。

「花粉を体内に入れない」「アレルギー反応を抑える」の2つが花粉症対策の基本です。

<花粉を体内に入れない>
1) 花粉を避ける
〇 顔にフィットするマスクやメガネを装着しましょう
〇 花粉飛散の多い時間帯(昼前後と夕方)の外出を避けましょう
〇 外出を避けるため、テレワークの活用を検討しましょう
2) 花粉を室内に持ち込まない
〇 花粉が付きにくく露出の少ない服装を心がけましょう
〇 手洗い、うがい、洗顔、洗髪で花粉を落としましょう
〇 換気方法を工夫しましょう
〇 洗濯物や布団の外干しを控えましょう

<アレルギー反応を抑える>
花粉症の治療法には、症状を和らげるための薬物療法と、アレルギーの根本的な改善を目指す免疫療法があります
1) 対症療法
● 内服薬、点鼻薬、点眼薬それぞれを組み合わせて花粉による症状を抑えるための治療法です。
2) 免疫療法(アレルゲン免疫療法)
● 花粉の成分が含まれた薬剤を定期的に投与します。花粉の成分に体が慣れるようにして、花粉が体内に入ってきてもアレルギー反応が発生しないようにするための治療法です。


花粉シーズンはまだまだ始まったばかりです。
対策を取り、快適な生活をお送りください🌸

本日もお読みいただきありがとうございました。
曽我