こんにちは。山内です。
2月2日は、節分ですね。今年の恵方は「西南西」だそうです。
恵方巻や豆まきをして、1年健康に過ごせるよう邪気払いできたらと思います。
今回は、貧血についてです。
「貧血」とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンという物質が少なくなった状態です。
ヘモグロビンは血流に乗って酸素をカラダのすみずみまで運ぶ働きをしています。
ヘモグロビンの量が低下するとカラダの組織に十分な酸素が行き渡らず、さまざまな不調があらわれるようになります。
WHOの基準では、ヘモグロビン値が成人男性で13g/dL以下、成人女性で12g/dL以下の場合、貧血と診断されます。
貧血には様々な原因がありますが、一番多いのは鉄欠乏性貧血です。
軽い貧血では、疲労感や脱力感を覚えたり、顔色が青白くなったりします。
貧血が重くなると、気が遠くなる、めまい、のどの渇き、発汗、脈が弱く速くなる、呼吸が速くなるなどの症状が加わります。
重度の貧血で、特に脚の血行が悪くなっている場合や、肺や心臓に特定の病気がある場合は、運動中に痛みを伴った筋けいれんが下腿に発生したり、息切れや胸痛などの症状が現れたりすることがあります。
貧血の治療は原因ごとに異なります。
鉄や亜鉛などの栄養素不足による貧血は、⾷事による栄養素の補給、お薬(鉄剤や亜鉛製剤など)による治療を行います。
病気による貧血は、貧⾎の管理とともに、原因となる病気の治療を行います。
たとえば過多月経が原因である場合は、お薬を用いて月経周期や月経量をととのえます。
「貧血はよくある症状」と油断せず、貧血の症状がある方や健診で貧血を指摘された方は、医療機関を受診して原因を特定し、適切な治療を受けるようにしましょう。
貧⾎を予防するため、日ごろから赤血球・ヘモグロビンを作るための鉄・亜鉛・葉酸・ビタミンB12などの栄養素をバランスよく、食事から摂るように心がけましょう。
それでは、またよい一日を。山内