保健師 曽我です。
先週末の西条中央病院 健康フェス♡
ご来場くださった方、ありがとうございました☺
私たちも、楽しい時間を過ごすことが出来ました!
今回は 嚢胞 についてです。
嚢胞とは、液体の貯まった「ふくろ」のようなものです。 肝・腎・膵・脾・などの臓器に 発生し多発することもあります。 無症状・無害・病的意義のないものがほとんどです。 大きなものは他の臓器を圧迫したり、炎症を起こしたりすることがあるので治療が必要となることもあります。
腹部エコーの所見で、よく見かける所見になります。
★肝嚢胞(かんのうほう)
液体が貯留した袋状の病変です。単発あるいは多発し通常は無症状ですが、嚢胞が⼤きくなると腹部膨満感、圧迫感等の自覚症状が認められることもあります。
肝嚢胞は、40代以降の方に多く見られ、特に女性に多い傾向があります。また、家族に肝嚢胞の方がいる場合も、嚢胞ができやすいと言われています。
しかし、中には、嚢胞が大きくなってしまい、周りの臓器を圧迫したり、痛みなどの症状が出たりする場合があります。このような場合は、治療が必要になります。
肝のう胞の治療が必要かどうかは、患者さんの年齢や健康状態、嚢胞の大きさや数、症状の有無などを総合的に判断します。
★膵嚢胞(すいのうほう)
液体の入った袋状の病変です。膵液が溜まっている場合や、液体を産⽣する腫瘍ができている場合などがあります。
小さくて単純な形の嚢胞は問題ありません。
5mm 以上の嚢胞や複雑な形の嚢胞は経過観察や精密検査が必要です。
★腎嚢胞(じんのうほう)
液体が貯留した袋状の病変です。
単発あるいは多発し、加齢とともに発⽣頻度が増加します。良性病変で、放置してもよいのですが、嚢胞が⼤きく、周辺臓器への圧迫症状や破裂の危険性がある場合や、⽔腎症をき
たす場合(傍腎盂嚢胞)などは治療(外科的手術など)の適応となることがあります。
★脾嚢胞(ひのうほう)
液体が貯留した袋状の病変です。良性病変で特に⼼配はありません。
基本的には経過観察となる事が多い嚢胞ですが、大きさや数、症状の有無によって対処方法が異なってきます。
今まで指摘があった方は、定期的に検査を行い変化がないかを確認していきましょう。
本日もお読みいただきありがとうございました👀
曽我