2023年12月1日金曜日

お酒はほどほどの量に

 こんにちは、山内です。

今日から師走ですね。寒くなる日もありますので、体調を崩さないようにお気をつけください。


アルコールの体や精神に対する影響は、飲んだ酒の量ではなく、摂取した純アルコール量が基準となります。

酒に含まれる純アルコール量(ドリンク数)を知っていれば、飲んだ酒の影響や分解時間などが推定できます。

酒のラベルには、中に含まれるアルコールの度数が書かれています。この度数は、体積パーセント(%)を意味します。

度数5または5%のビールとは、100mlに、純アルコールが5ml含まれているビールということです。

通常、純アルコール量は、グラム(g)で表されます。5%のビールの中ビンまたはロング缶1本(500ml)に含まれている純アルコール量は、アルコールの比重も考慮して、以下のように計算します。

500(ml) × 0.05 × 0.8 = 20(g)

酒の量(ml) × 度数または% / 100 × 比重 = 純アルコール量(g)

1ドリンク = 10gなので、ビール500mlの純アルコール量は20gであるため「2ドリンク」となります。



厚生労働省が示す「ほどほど」の目安を説明します。

「節度ある適度な飲酒」が2ドリンクまで、さらに休肝日を週2日作ることです。

この量を超えて飲むと寿命が縮むことが明らかになっています。

女性、65才以上の方、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のある方は、1ドリンクが目安です。

節度ある適度な飲酒が出来ていれば、ほどほどと言えると思います。

「生活習慣病のリスクを高める量」は、4ドリンク(女性2ドリンク)です。

この基準を超えて飲み続けると、文字通り、生活習慣病を発病するリスクが高くなります。

この量を飲んでいる人は、自分の将来、あるいは現在の健康のために、お酒の飲み方について考えてみて頂ければと思います。

年末年始はお酒を飲む機会が増えるかと思います。

お酒はほどほどに、健康な生活を送るようにしましょう。

それでは、またよい一日を。山内