保健師 竹田です。
10月に入り、急に肌寒くなってきました。活動しやすい気候なので、何かに取り組んでみるのもよいと思います。
10月10日は目の愛護デーです。
目の愛護デーは「目の健康や大切さに関する活動・報告」が行われる日です。 1947年に中央盲人福祉協会が10月10日を目の愛護デーと定めました。 今では厚生労働省が主催となり、目の健康に関連する企業や団体によって「目の大切さ」を呼びかけるイベントが実施されています。
今日は眼精疲労についてお話します。
眼精疲労とは、視作業(眼を使う仕事)を続けることにより、眼痛・眼のかすみ・まぶしさ・充血などの目の症状や、頭痛・肩こり・吐き気などの全身症状が出現し、休息や睡眠をとっても十分に回復しえない状態をいいます。
今日は眼精疲労についてお話します。
眼精疲労とは、視作業(眼を使う仕事)を続けることにより、眼痛・眼のかすみ・まぶしさ・充血などの目の症状や、頭痛・肩こり・吐き気などの全身症状が出現し、休息や睡眠をとっても十分に回復しえない状態をいいます。
眼精疲労の原因は一つでなく、様々な要因が絡み合って起こると言われています。考えられている原因には、大きく分けて目の異常、目を使う環境、全身の異常の3つがあります。
目の異常
目の異常
- 遠視、乱視、近視、老眼が適正に矯正されていない
度の合わないメガネやコンタクトレンズを使っていると、無理にピントを合わせようとして毛様体筋に負担がかかる
- ドライアイ
涙の量が少なくなったり、涙の流れが悪くなったりして目が乾くと、目の表面を保護する涙の層(涙液層)が均等でなくなり、ものがはっきり見えにくくなる
作業環境
作業環境
- 長時間のVDT作業
- 照明のちらつき、パソコン画面への映り込みなどの光の刺激
- エアコンの風:直接、風が目に当たると涙を蒸発させ乾燥しやすくなる
- 紫外線、シックハウス症候群、騒音などが影響することも
全身の異常
- 疲れやすい体質、夜勤や海外出張などによる生体リズムの変調など
- 精神的ストレス:ストレスで自律神経に影響があると、まばたきや涙の量が減り、目の疲労も進む
- 全身の病気:緑内障、白内障の他、脳神経疾患、高血圧、低血圧、糖尿病、自律神経失調症、月経異常など目以外の病気に伴って眼精疲労の症状が出ることも
日常生活の注意点
- まばたきを意識し、画面を見る作業はこまめに休憩をはさむ
まばたきをすると眼のまわりの筋肉がストレッチされ、ドライアイ予防にもなるので意識的にまばたきをしましょう。仕事で長時間のパソコン作業など、集中して文字や画像を追う作業が続く場合、1時間に10分程度の休憩をとって眼を休めるとよいでしょう。 - 遠くを見る
眼のまわりの筋肉をほぐす動きやストレッチをすることで、疲れ眼の改善やリフレッシュにつながります。遠くをぼんやり眺めることは眼の緊張を和らげます。 近くを見ると緊張する毛様体筋は、近くを見続けると緊張して凝り固まってしまい疲れ眼の原因に。遠くを見ることで毛様体筋がゆるむことになるので、眼の筋肉がリラックス状態になります。 - 蒸しタオルやアイマスクでリフレッシュ
眠る前など休める時間には水に濡らしたタオルをしっかり絞って、電子レンジで約40秒(600w目安)加熱した蒸しタオルで眼を温める方がおすすめです。
温めることで血行が良くなり、筋肉の緊張がほぐれ、リラックスできます。市販のホットアイマスクなら携帯にも便利。また、眼の周りには交感神経から副交感神経に切り替わるスイッチがあるので、温めることでリラックスした状態にもなります。
定期的な目の検診を受け、目の健康づくりに取り組みましょう。
今日も一生健命 竹田