2023年6月22日木曜日

梅雨に多い頭痛

こんにちは、山内です。

梅雨の時期、天気の悪い時、肩こり・頭痛などの症状がでて体調が悪くなる方もいらっしゃるのではないでしょうか?



今日は頭痛についてです。

頭痛は、脳卒中や脳腫瘍などの疾患から起こる(命にかかわる)『二次性頭痛』と、日常生活を送るうえでときおり頭が痛くなる(命にかかわらない)『一次性頭痛』にわかれます。

二次性頭痛は一般的な頭痛とは全く症状が異なります。
今まで体験したことがないような激しい痛み、平衡感覚がなくなる、立てない、体の一部が麻痺する、喋れない等の症状が起きた場合は、すぐに救急車を呼んで医療機関を受診しましょう。

日常生活内でときおり頭が痛くなる(命にかかわらない)頭痛は、『一次性頭痛・慢性頭痛』になります。
そのなかでも『片頭痛』『緊張型頭痛』『群発頭痛』が、全体の9割以上を占めます。

片頭痛は、様々な要因により脳内のセロトニンという幸せホルモンが消費され、自律神経や三叉神経の興奮がコントロールできなくなると激しい頭痛が起こります。
血管自体に炎症が起こるため、痛みはズキズキ、ズキンズキンと脈拍にシンクロしたような痛みを感じます。

緊張型頭痛は、肩・首などのコリ、ストレス、自律神経が乱れなど様々な原因が考えられます。
主に首・肩の周りの筋肉が収縮する(首コリ・肩コリ)ことに伴って、頭の筋肉も収縮して血行不良になり、そのため酸素や栄養素の不足や疲労物質の排出が妨げられ、頭部各所の筋肉に炎症が起こります。この炎症が頭痛となります。
マッサージや入浴などで首や肩のコリがほぐれると痛みは軽減します。

梅雨時期の頭痛をやわらげるには、十分な睡眠をとる、ぬるめの湯船につかる、ストレッチをする、ストレス解消することなどを心がけてみましょう。

十分な睡眠は、自律神経を整えるために欠かせません。
梅雨時期は気圧の変化や湿度から寝苦しく感じたり、なかなか寝付けなかったりすることもあります。
そのためには、ぬるめの湯船につかり体を温めるのもおすすめです。
湯船につかりリラックスしたり、就寝前にストレッチしたりすると、入眠しやすくなります。

またストレスを溜めないことも大切です。

ストレスは自律神経の働きにも大きく関わるため、体を動かしたり趣味の時間を設けたり、してストレスを溜め込まないように工夫してみましょう。

症状が長引く場合は、医療機関の受診をしましょう。専門医に相談し、詳しい検査を受けることが大切です。

それでは、また良い一日を。山内