2023年5月18日木曜日

正しい姿勢で腰痛予防を

みなさん、こんにちは😊

保健師 曽我です。
ここ数日、気温の高い日が続いていますが体調を崩されてはいませんか?
朝と夜で気温の変化の大きい時期ですので、体調管理お気をつけください🍀


本日は”反り腰”についてです。

厚生労働省の発表によると、病気やけが等で自覚症状のある者〔有訴者〕の症状別にみると、男性では「腰痛」の有訴者率が最も高く、次いで「肩こり」となっています。女性は「肩こり」が最も高く、次いで「腰痛」となっています。

男女ともに、上位に上がっている「腰痛」の原因の一つに上がるのが”反り腰”です。




<反り腰の原因は?>
加齢や運動不足による筋肉の衰えは反り腰になる大きな原因です。
骨盤の前傾を防ぐ役割を持つ腹直筋など、おなか回りの筋肉が衰えることで、骨盤は前に傾き反り腰になります。また、腸腰筋や太ももの大腿直筋の柔軟性が低下し硬くなることでも、骨盤は前傾し反り腰に繋がります。

<反り腰はなぜ良くないの?>
反り腰になると、どのような不調が起こるのでしょうか?下記のような不調が起こる可能性があります。もし思い当たるものがあれば、あなたの不調はもしかしたら、反り腰が原因かもしれません。

反り腰による不調
●腰痛
●太っていないのに下腹、お尻がでる。
●前ももがパンパンに張る
●冷え・むくみ

<反り腰の対処方法は?>
反り腰は腰が反ってしまっている状態です。なのでそれを戻すために前屈をしましょう。
それだけでも腰が楽になる可能性があります。
また、骨盤の前傾を抑えてくれる腹筋を鍛える必要があります。


反り腰は、腰の反りが強い状態となっていますから、改善には逆に腰を丸めるストレッチや影響を与えている筋肉をほぐすマッサージがおすすめです。
ストレッチやマッサージによって、症状が改善した場合は、筋肉の緊張や血行不良によって引き起こされています。刺激を与えることで血行を促進させ、固まった筋肉をほぐし、柔軟性をアップさせるメカニズムです。
筋肉の柔軟性も高まり、反り腰の原因である骨盤の傾きを、正しい状態に戻すことにもつながります。

★反り腰改善「椅子に座ったままできるストレッチ」★

椅子に座った状態で、腰を丸めるストレッチをしていきます。

①椅子に浅めに腰かけて、背筋を伸ばします。
②ゆっくりと息を吐いてお腹をへこませます。
③そのまま、おへそを見るように腰を丸めて、5秒間キープ。
④息を吸いながら、姿勢を戻していきます。(5回繰り返し)

長時間デスクワークをする人は、骨盤を立てる座り方も心がけると良いでしょう。

★重心を少し後ろにする意識を持とう!★

理想の重心位置は仙骨(骨盤の真ん中の骨)のやや前方にあります。
ですが反り腰の方は理想の重心位置よりも前方にありますので、
少し重心の位置を後ろに持ってくる意識をしてみましょう。


反り腰は気づかないうちに、少しずつ体に影響を及ぼしていきます。
普段の生活のなかで正しい姿勢を取るようにするなど、繰り返し意識するだけでも少しずつ変わってくるものです。


本日もお読みいただきありがとうございました🎵
曽我