こんにちは、山内です。
5月は寒暖差が大きく体調を崩しやすい季節です。皆さんもお気をつけください。
5/31は、世界保健機関(WHO)が制定した禁煙を推進するための記念日です。
厚生労働省では「世界禁煙デー」(5月31日)及び「禁煙週間」(5月31日~6月6日)となっています。
2023年 禁煙週間のテーマは、
「たばこの健康影響を知ろう!~望まない受動喫煙のない社会を目指して~」
たばこの煙には4000種類以上の化学物質が存在し、その中の60種類以上の物質については発がん性が指摘されています。
喫煙は喫煙者本人ばかりでなく周囲の非喫煙者の健康にも悪影響を与えます。
他人のたばこの煙を吸うだけで、喫煙者と同じ病気のリスクがあります。
<たばこの三大有害物質>
ニコチン
依存症にさせる作用があります。血管を収縮させ、血液の流れを悪くする作用もあり、動脈硬化を促進させます。
タール
たばこのヤニの成分。発がん性物質や発がんを促進する物質が数十種類以上含まれています。
一酸化炭素
酸素を運ぶ機能を阻害し、酸素不足を引き起こします。動脈硬化を促進させます。
分煙してもたばこの臭いを嗅いだだけで健康被害を受けます。
服や髪の毛、カーテン、家具、壁などからたばこ臭を感じた時には、有害物質を体内に吸い込み、受動喫煙(二次喫煙)の被害にあっているのです。
さらに、受動喫煙には、三次喫煙「サードハンド・スモーク」もあります。
喫煙によって発生したたばこの煙は、家具や壁紙、カーテン、子どもの玩具、自動車の内装、エアコンシステムの表面に付着した後、徐々に空気中に再遊離します。
たばこの煙がない環境でも、たばこの臭いが僅かでも残っていると、たばこを吸わない人は、受動喫煙と同様にたばこ由来の有害物質にさらされていることになります。
これがサードハンド・スモークです。
一人でもたばこを吸っている人がいたら、家族全員の健康が害されることになります。
たばこを吸う夫の妻は、夫からの受動喫煙がない人に比べて肺がんのリスクが1.3倍になり、家族に気を使って換気扇の下で喫煙していても、子どもの尿からは大量のニコチン代謝物が検出されたというデータもあります。
受動喫煙をなくすためには、禁煙です。
この機会に、喫煙のリスクなどについて考えてみませんか?
禁煙をしてみませんか?
それでは、また良い一日を。山内