みなさん、こんにちは😊
保健師 曽我です。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします🐰
みなさんはお正月いかがお過ごしでしたでしょうか。
美味しい物を食べて美味しいお酒を飲んだ方も多いのではないのでしょうか。
今回は、食べ過ぎてしまった時のセルフケアについてお話します。
食べ過ぎた後は胃が痛い、胸やけがする……、そんな経験がある人は多いでしょう。胃で消化できる量を超えて食べ過ぎると、胃はフル回転して食べ物を消化しようとします。その結果として、胃痛や胸やけといった症状が生じるのです。
食べ過ぎて「胃が苦しい」「胃もたれする」のは、食べ物が胃に滞留する時間が長いために起こります。また、消化が不十分なまま腸に食べ物が送り出されると、十二指腸では処理できず、胃に送り返された食べ物が胃にたまることによって、胃痛や胃もたれが起こります。いわゆる「消化不良」の状態で、胃に大きな負担がかかっているのです。
「食べ過ぎたな……」という自覚がある時はそのままにせず、胃腸に優しい食事を意識的に摂ったりして、セルフケアで胃腸の調子を整えましょう。手軽に取り入れられるセルフケアの方法を紹介します。
★胃の調子が戻るまでは消化のよいものを少しずつ摂りましょう。翌朝の朝食も少しは摂りましょう。
胃の調子が悪いからといって、何も食べないのは逆効果です。胃の調子が戻るまでは消化のよいものを少しずつ摂るようにしましょう。前日の夜に食べ過ぎ、飲み過ぎると、翌朝まで胃のもたれや胸やけが残り、朝食はついつい抜きがちですが、朝食は胃腸の動きを整えるための基本の食事です。おかゆなど胃に負担が少ない食べ物を少しだけでも食べるように心がけましょう。胃が本調子に戻るまでは、その後もしばらくは消化のよいものを意識的に選んで食べましょう。調理の際も油で揚げるよりは焼いたり、ゆでたり、湯通しして肉や魚の脂分を落とすなど、ちょっとした工夫で胃の負担が軽くなります。
<食べられない時の胃を助ける!消化のよい食べ物>
・おかゆ
・うどん
・バナナ
・豆腐
・納豆
・卵
・じゃがいも
・鶏ささみ肉
・白身魚など
★薄味を心がけましょう。
味が濃い、しょっぱい、辛い、すっぱい食べ物は胃を刺激します。だしをきかせていつもより薄味を心がけ、胃の負担を減らしましょう。
★ゆっくりよくかんで食べましょう。
よくかむと食べ物は細かくなり、唾液の分泌を促して消化を助けます。ゆっくりよくかんで食べることで満腹中枢が刺激され、さらなる食べ過ぎも防げます。胃に負担がかかる早食いやながら食べはやめて、日頃から腹八分目を心がけましょう。
セルフケアを行っても、胃の調子が悪い時は病院を受診し、医師に相談しましょう。
当院のある愛媛県西条市は、「西の横綱」と呼ばれているほど全国トップクラスの春の七草の産地です。1月7日の朝、「春の七草」が入ったおかゆを食べると、1年間を無病息災で過ごせるとされています。おせち料理で疲れた胃をいたわる意味を持たせたりもしているようです。
本日もお読みいただきありがとうございました😀
曽我