みなさん、こんにちは😊
保健師 曽我です。今年もあっという間に過ぎてもう年末となりました。
今年1年ありがとうございました☺💙また、2025年もよろしくお願いします。
今年はTVで言われているように”奇跡の9連休”です。お休みの方は皆様、お気をつけて年末年始お過ごし下さい👀
2024年最後の投稿は「特定健診」についてです。
特定健康診査(特定健診)とは、40歳から74歳を対象に、生活習慣病の早期発見や重症化予防を目的とした健康診断です。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した検査項目で、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を早期発見し、早期治療に結びつけることを目的としています。
お住まいの市町村などから「特定健診のお知らせ」が届いていませんか?
40~74歳までの人に届く特定健診の受診券を使うと、無料で健診が受けられます。この無料健診で「病気が見つかった」「病気の予備軍だということが分かって生活習慣を変えるきっかけになった」というケースもあります。
しかし、無料の健診とは言え特定健診の受診率はまだまだ低くなっています。
厚生労働省2022年度特定健診受診率では、全国平均で58.1%となっており、ここ10年では12%近く上昇しているものの、まだ半数程度の受診率です。
愛媛県は33.2%と全国でも低い値となっています💧
みなさん、CM見たことありませんか?
♪行ってこ~わい、行ってこ~わい愛媛の健診♪ 県もがんばっています。
◆ 特定健診って何で無料なの?
特定健診はなぜ無料かというところですが、日本の急速な高齢化社会において、死亡原因の6割を生活習慣病が占めているという状況と関係があります。
メタボリックシンドロームの段階で病気の早期発見、もしくは病気にならないように指導することで、国民の健康を守ろうということです。また、病気になってからでは、今まで出来ていたことができなくなり、QOL(生活の質)が低下してしまいますし、医療費も継続してかかってしまう。それなら先に国・都道府県・市町村が費用を負担しても健診を受けてもらって病気を防ごうという取り組みなのです。
◆ 特定健診を受ける方法
国民健康保険加入者には年に一度、40歳~74歳の方に受診券が届き、無料で受診が可能です。会社勤めをされている方などは、保険組合に加入されているご本人(被保険者)のご家族(被扶養者)にも届きます。この場合の費用負担は健康保険組合によって異なりますが、費用負担はなし、もしくはあっても費用のほとんどを保険組合が負担する場合が多いようです。
◆ 特定健診の基本的な項目(保険により無料項目は若干異なります。)
・既往歴(服薬歴、喫煙習慣を含む)
・自他覚症状(理学的所見)
・身長・体重・腹囲・BMI
・血圧
・肝機能(AST (GOT)、ALT(GPT)、γ-GT(γ-GTP))
・脂質(トリグリセライド、HDLコレステロール、LDLコレステロールまたはNon HDLコレステロール)
・血糖(空腹時血糖またはHbA1c)
・貧血
・クレアチニン
・尿糖・尿たんぱく
・心電図
年に一度、「いつか行く」でははなかなか行けないので、「私は毎年この時期に!」と自分で健診に行く月を決めておくのも良いですね。お誕生月にされる方もいらっしゃるようですよ😀
今回もお読みいただきありがとうございました😄
良いお年をお迎えください🎍🎌
曽我