2024年10月24日木曜日

マイコプラズマ肺炎

みなさん、こんにちは☺
保健師 曽我です。
病院のある西条市では、先週各地で西条祭りが行われました😀
無事に終わり、今週は平穏な日常に戻っております。
参加された皆様、体調は崩されてないでしょうか?
気温も上がったり下がったりですので、体調管理お気をつけください🌈

今日は”マイコプラズマ肺炎”です。


発熱や長引くせきといった症状が特徴で、子どもが感染することの多いマイコプラズマ肺炎の流行が続いています。全国の医療機関から報告された患者数は1医療機関あたり1.95人と3週連続で過去最多を更新しています。皆さんの周りにも罹った方はおられるのではないでしょうか?

愛媛県では1医療機関あたりの感染者数 (10月7日~13日)は 0.33であり、全国平均よりは低くなっています。

マイコプラズマ感染症は風邪と同じような感染経路を辿り、以下のような経路で感染します。

飛沫感染
感染者の咳やくしゃみによって飛散した病原体を吸入することで感染

接触感染
病原体が付着した手で目・口・鼻などの粘膜を接触することで感染

感染力は風邪ほど強くはありませんが、保育園・学校・家庭内など集団生活の場で流行するケースが多くみられます。

<症状>
★発熱
★全身の倦怠感(だるさ)
★頭痛
★痰を伴わない乾いた咳
咳は熱が下がった後も3~4週間ほど続き、特に夜間や早朝に激しく出ることが多いのが特徴です。


<潜伏期間>
マイコプラズマ肺炎は、感染してから発症するまでの潜伏期間は2~3週間程度です。

潜伏期間が長いため、普段から流水と石けんによる手洗いをすることが大切です。また、感染した場合は、家族間でもタオルの共用は避けましょう。せきの症状がある場合には、マスクを着用するなど“咳エチケット”を守ることを心がけましょう。

<治療>
マイコプラズマ肺炎は、マクロライド系などの抗菌薬で治療されます(※)。軽症で済む人が多いですが、重症化した場合には、入院して治療が行われます。せきが長引くなどの症状がある時は、医療機関で診察を受けるようにしましょう。
(※)成人で、肺炎を伴わない気管支炎であれば、抗菌薬による治療を行わないことが推奨されています。

マイコプラズマ肺炎に対する免疫は生涯続くものではなく、4年程度と言われています。
一度かかったとしても再感染する可能性がありますのでご注意ください。


基本的な感染対策を実施し、感染予防に努めてくださいね✊

本日もお読みいただきありがとうございました☺☺

曽我