2024年4月4日木曜日

勇気を出して大腸カメラを受けましょう!

みなさん、こんにちは😊
保健師 曽我です。

あっという間に新年度が始まってしまいました。
今年は桜の開花がゆっくりなので、場所によったら今が見頃ぐらいでしょうか🌸🌸🌸
雨が降ってしまって、桜の花も散ってしまわないか心配です😢


今日は大腸がん検診、便潜血反応検査についてです。

便潜血反応検査は主に大腸がんのスクリーニング検査(大腸がんなのかそうではないのかを振り分ける検査)として健康診断でよく使用されています。


当院では2日法の便潜血検査を実施しています。1日法と2日法を比較すると、2日法の方が大腸がんの発見率が高いことが分かっているからです。
1回の便潜血検査では進行がんの90%、早期がんの50%が陽性となります。1回だけでなく2回1セットとして行う理由は、早期がんを見落とさないためです。

日々健診を行っていると、便潜血検査を受けない方や、2回ではなく1回の検査のみで提出される方がいらっしゃいます。
せっかくのがん検診!提出しないのはもったいないです!!ぜひ、2回分の検便を提出してください💩


2回のうち1回だけでも陽性がでれば、精密検査が必要です。
この場合は「大腸カメラ検査」を受けてください。

便潜血検査が陽性だった場合に考えられる病気は、大腸がんだけではありません。
一般的に以下の4つの病気が発見しやすいと言われています。

・大腸がん
・大腸ポリープ
・潰瘍性大腸炎
・痔
などなど・・・

便潜血陽性の方から大腸がんが見つかる確立は3%程度です。治療が必要なポリープでも約20%にすぎません。残り約80%では病的な異常がないのが現状です。


大腸カメラ検査を受けられる患者様からはよく不安の声をお聞きします。下剤を飲むのが不安、痛いイメージがある、おしりを見せるのが恥ずかしい、検査の時間がなかなか確保できない・・・などマイナスのイメージが多い検査ですね😓

陽性が1回だったから大丈夫、もう一度再検査をしたい、と話される方もいらっしゃるかもしれませんが、一度でも便潜血反応検査で陽性が出た方は、大腸カメラを受けて下さい、とお話しています。


その他にも、日常生活において次のような症状があった場合、大腸カメラを用いた検査を検討してみてください。

・便潜血検査で陽性の判定を受けた
・便に血が混じっている
・下痢、便秘、残便感、便が細いなどの症状がある
・腹部にしこりがある
・お腹に違和感がある
・大腸ポリープを治療したことがある
・親族に大腸がんの人がいる
・年齢が40才を超えていて一度も健康診断などで大腸カメラを行っていない


本日もお読みいただきありがとうございました👀

曽我