こんにちは、山内です。
まだまだ暑いですが、朝晩は少し涼しくなってきて、少し過ごしやすくなってきましたね。
今回は、脂肪肝についてです。
脂肪肝とは・・・
過食や肥満が原因になって、からだのなかで行き場を失った過剰な栄養が脂肪に変換されて各臓器にしまい込まれてしまいます。
一部はおなかの内臓脂肪や皮下脂肪に、一部はエネルギー貯蔵の臓器でもある肝臓に貯まります。フォアグラの状態です。
肝臓に脂肪が貯まって生じる肝臓障害を脂肪肝といいます。
脂肪肝炎とは・・・
脂肪肝の状態と飲酒により肝炎の状態が同時にみられている病状です。
肝炎の状態が重なると肝臓は徐々に「線維化」という変化をきたします。
固い筋(スジ)状のものが本来は柔らかかった肝臓のなかに出来はじめ、それは時間とともに増加して行きます。「線維化」が進んだ状態が「肝硬変」です。
脂肪肝炎は放置することで肝硬変まで進行する病気です。
飲酒もしていないのに肝硬変、肝硬変の手前などと診断される非飲酒者の脂肪肝炎という病気もあります。
脂肪肝の予防・・・
〇お酒を控えましょう。
1日1合未満を心がけて、週に2日以上の休肝日をつくりましょう。
〇食生活を見直しましょう。
高カロリーかつ高脂肪の食事、加工された食品やファストフードの摂取を控えましょう。
野菜など食物繊維が豊富な食品を積極的に摂りましょう。
〇運動習慣をつけましょう。
定期的な運動は、体重管理と脂肪の燃焼を助け、脂肪肝の予防に効果が期待できます。
〇禁煙をしましょう。
喫煙は脂質代謝を悪化させ、脂肪肝のリスクを増加させます。
禁煙の効果は健康改善につながります。
生活改善を見直すきっかけにして頂ければと思います。
それでは、また良い一日を。山内