2016年11月2日水曜日

職場寒冷化

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。


週末は急に冷え込んだり天候も安定しない様子でした。

早めの感染症対策おお勧めします。インフルエンザの予防接種は今が時期です。




鹿児島での1枚。お天気がイマイチでしたが、誰もが知っている大久保利通像。

廃藩置県、版籍奉還などの明治政府の中央集権体制確立を行ったことでも知られています。

明治を作った一人です。


職場寒冷化


明治維新と聞くと、国づくりに奔走した偉人のイメージが強くあります。

現在はその恩恵もあり、社会は安定し、暮らしやすい日常を手に入れています。

しかし、職場の環境はあまり好ましくない傾向にあるようです。

メンタルヘルスが積極的に推進されていますが、その背景にはやはりストレスが関係しています。

前回お知らせした「職場の機能」が低下し、働く人のストレスが増加していることが言われています。

職場機能が低下した状態を「職場寒冷化」と表現している文献より。


働く人の視点からみると、職場機能が失われ、記号の競争力に大きな脅威を与えている職場は、メンタルヘルスという観点からもマイナスの影響を与えている可能性があります。


労働政策研究・研修機構によると、自らの変化を振り返って、「精神的ストレスが増加した」と答えている回答者が60%います。

働く人の6割が精神的ストレスが高まっていると感じています。

またストレスが増加したと答えている人の多い職場では、

「若手が育成されにくい」

「社員間での協働や協力が少なくなってきた」

「社員間の競争が激しくなってきた」

「自発的に離職する社員が増えてきた」

と答えた割合が、ストレスを訴える人が増えていない職場に対し2倍ほど高かったと報告があります。


背景にあるのはコストカット、成果主義導入という状況が考えられるという文献があります。

余裕のない職場の人員と効率的な経営を追求する現状があると言われます。これはまた別の機会に。

職場寒冷化を防止するために、ワークエンゲイジメントの推進が必要です。

*仕事に誇りや、やりがいを感じる(熱意)

*仕事に熱心に取り組んでいる(没頭)

*仕事から活力を得ていきいきとしている(活力)

三つが揃った状況がワークエンゲイジメントです。

まずは一つでも育みたいですね。




松山から鹿児島へは小型のプロペラ機で移動します。

乗客は30名程度でしょうか。

予想どおりの揺れ具合です。飛行機がお嫌いな方は悪夢でしょう。

そんな中ぐっすり寝かせていただきました。

では次回までお健やかに。 篠崎