こんにちは、山内です。
寒波の影響で、雪が降ったり、凍結していたり、寒い日が続きますね。
暖かい場所から寒い場所へといった急激な温度の変化が体に影響を及ぼすことがあります。
今回は、ヒートショックについてです。
ヒートショックは、温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動することによって、失神したり心筋梗塞や脳卒中といった血管の病気などを引き起こす健康被害のことです。
あたたかい部屋から寒いトイレや浴室に移動すると、身体が温度変化にさらされて、血圧が変化し、失神や不整脈、脳卒中や心筋梗塞を起こし、入浴中の溺死や急死につながることもあります。
ヒートショックを防ぐために、
〇入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
温度の急激な変化を避けるため、入浴前に脱衣所や浴室を暖房器具で暖めることが効果的です。浴槽のお湯を入れる際、高い位置からシャワーで給湯すると、蒸気で浴室全体が暖まります。自動給湯の場合は、最後の5分をシャワーで給湯するだけでも効果があります。
〇お湯の温度は、38~40度で浸かる時間は10分をめやすにしましょう。
10分間の入浴で体温は38度になり、熱いお湯ほど体温は早く上昇します。
首までお湯に浸かることも心臓に負担をかけるので、浸かるとしても胸のラインくらいまでにしましょう。
〇食事直後・飲酒時の入浴を控える
食事直後や飲酒時、薬物(睡眠薬など)の服用後は、血圧が下がり、意識障害が起こる可能性があります。
飲酒後は血圧が下がることが知られていますので、飲酒後の入浴は避けましょう。入浴前には水分を摂取しておきましょう。
〇一人での入浴を控える
可能な場合は、家族の見守りのある時間や公衆浴場などを活用し、一人での入浴を控えましょう。また、家族に一言声をかけてから入浴したり、家族等が定期的に声をかけるようにしましょう。
トイレでヒートショックを起こす人もいるので、お風呂以外でも温度変化のある場所には要注意です。
ヒートショックは65歳以上の高齢者、高血圧や糖尿病などの動脈硬化の基盤がある人、肥満や睡眠時無呼吸症候群、不整脈の人が影響を受けやすいです。
該当する場合は、ヒートショックの対策をして入浴するようにしましょう。
それでは、また良い一日を。山内