2016年10月28日金曜日

NASH DASH RUSH

皆さん、こんにちは。

保健師 近藤です。


最近、なんかいい匂いがするな~と思っていたら、金木犀が咲いていました。お祭り前に咲いていたはずの金木犀が、もう一度咲いていました。
こんなことあまり見たことがない、私が気付いたことがなかっただけなのかも知れませんが、金木犀って2度咲くんですね・・・今年はお得感がありました。


調べると・・・

キンモクセイの開花時期は、9月中旬〜10月下旬です。環境によって異なりますが、9月に一旦花が咲き終えた後、10月に新しい花が開花して下旬まで楽しむことができる2分咲きや四季咲き品種もあるそうです。

今日は、最近お酒を飲まない、女性にも肝臓の病気が増えています。

お酒を飲まないのに肝機能の異常が見られる方などは、

『非アルコール性脂肪肝⇒NASH ナッシュ』の可能性かも?!

ということで、今回はそれについてお話します。

まず、肝臓とは?

肝臓(かんぞう)は、多くの細胞からなる体内最大の臓器です。
肝臓には、主に3つの機能(1.代謝、2.解毒作用、3.胆汁の生成・分泌)があります。

肝臓は沈黙の臓器といわれています。

それは、肝臓は再生能力・代償能力に優れ、ダメージを受けても残った正常細胞が余分に働き、機能を維持するからです。
肝臓は痛みなどの症状を出すことがあまりないので、そのため肝臓に異常があっても気付かず、異常に気付いたときには病気がかなり進んでいることがあります。


そして、NASHとは?

NASH(=nonalcoholic steatohepatitisの略)は、非アルコール性とあるように、アルコールなしで発症する肝炎のことをいいます。

NASHは、放置していると肝硬変や肝臓がんにもなる恐れのある怖い病気です。
脂肪肝の10%の人が発症します。

推定患者は200万人といわれ、NASH予備軍は1000万人ともいわれています。

そして、NASHの原因は、カロリーオーバーな食事です。

通常、体内に取り入れられた脂肪は、肝臓の中で身体が利用できるエネルギー源として変化し、全身に送り出されます。

しかし、カロリーオーバーの食生活で内臓脂肪が溜まると、そこから常に、大量の脂肪が肝臓へと供給されることなってしまいます。

すると、余った脂肪が肝細胞の中に溜まってしまいます。

これが、「脂肪肝」です。

肝臓は、たまり続ける脂肪を燃やそうとするのですが、その過程で、不完全燃焼から有害な活性酸素が発生し、肝臓の細胞を攻撃し、炎症を引き起こしてしまうのです。

そういう慢性肝炎の状態が、『NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)』といわれます。

そして、NASHは、脂肪肝と同じく自覚できる症状はほとんどありません


予防法としては、

有酸素運動

ウォーキング、軽めのジョギング、水泳、自転車こぎなどの運動を週に3回以上、1回30分程度は続けるようにしましょう。
仕事などでまとまった運動の時間がとりにくい場合は、駅や会社内の階段をできるだけ歩くようにし、日常生活の中で効率よく運動をする習慣をつけるのもいい方法です。

糖が多いフルーツは控えめに。

果物の糖分は「単糖類」といい、サイズが小さいのですぐ吸収されます。肝臓脂肪をとどめやすいので、山盛りフルーツはNG!!

1口食べたら箸を置く。

早食いは急激に血糖値を上げて、脂肪肝の元凶に。一口食べたら、箸をおくとよく噛む習慣がついて早食い防止になります。


アルコールも飲んでいないが、脂肪肝や肝機能の数値が高めの方は、気をつけてくださいね。


私は、最近今更ですが、読書をしているのですが、




この本、個人的に良かったです。
はまりました。一気に読みました。
いいお話でした。主人公たちのキャラがしっかりしていてとても良かったです。
興味のある方、是非読んでみてください。




雑誌も冬服です。セーターとコートのページが大半です。

冬が近づいてきています。

皆さん、体調には気をつけて!!

では、次回までSee you again!!