2015年12月18日金曜日

笑門来福

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。


一昨日より急に寒くなってきましたね。
篠崎さん曰く、皆さんこれは『冬将軍』到来らしいですよ!!

(篠崎さんがテレビのニュースで今年もあの人がキマスッ!!とアナウンサーが言っているのを聞き、誰?て思ったら冬将軍ってアナウンサーが言っていたそうです。ちょっと面白いですよねこの話)




こんなキャラクターがいたとは・・・冬将軍ですね。


前回の最後に、笑って年を越したいですねなどと私が言ったので、
今回は、『笑う』ことについてお話したいと思います。

私はここで働く前は、看護師をしていたのですが、入院している患者さんや家族と接する中で、
笑顔でいること、つらい入院生活の中でも笑うことが大切だなと感じることが多々ありました。
笑うことで、辛いなて感じながら過ごすよりは、少しは元気になるんじゃないかなとよく思っていました。

とういうことで、今回は『笑い』についてです。



年齢とともにストレスが増し、笑えなくなる・・・

「笑い」に関する様々なデータが報告されています。「声を出してよく笑う」を性別でみると、男性40%、女性60%で、女性のほうがよく笑うことが分かっています。

「よく笑う」は30代が65%、40代が50%、50代が45%です。やはり年齢が若いほうがよく笑うようです。ある調査報告によると、小学生は1日に平均300回笑うが、70代では1日に2回程度しか笑わないと報告されているそうです。

なぜ年齢を重ねるにつれて笑わなくなるのか。これについては、ストレス説が有力です。年齢とともにストレスが増え、笑えなくなるということです。ただ、先の調査では、人生で最もストレスが多いのが30代、40代ですが、60代、70代のほうが「笑い」の回数が少ないことから、ストレス以外の要因も大きいのではないかとの見方もあります。
つまり、脳機能が「笑い」と密接に関係しているのではないか、ということです。ただ、「笑い」により脳機能が高まるのか、脳の認識機能が高いことから「笑い」が促されるのか、どちらが一体先なのかということは、今のところまだよく分かっていないとのことです。

よく私の祖母も今日も笑わんかったわーてよくつぶやいていたのを思い出します。(私が見る限り笑っていることもあったと思いますが、本人にはそう思えないとこがあったのだと思います。人によって捉え方は違いますね・・・)



笑いは健康に良い遺伝子のスイッチをオンにする!!


参加したのは中高年の糖尿病患者19人。
500kcalの食事を摂った後、1日目は糖尿病についての単調な講義を受け、2日目には吉本興業の芸人による漫才を鑑賞して大笑いした。そして、いずれの日も食事から2時間後に採血をして、血糖値がどのくらい上がったかを調べた。

                                         ↓     ↓     ↓     ↓     

その結果・・・
講義を聞いた日の食後血糖値は平均で123mg/dL上がったのに対し、漫才を鑑賞した日は77mg/dLの上昇だった。つまり、漫才で爆笑した日は講義を聞いた日に比べ、食後血糖値の上昇が46mg/dLも抑えられていたのだ。

また、がん細胞などを殺す「NK(ナチュラルキラー)細胞」を調べたところ、大笑いした後は、もともとNK細胞の働きが低い人は高くなり、高すぎた人は低くなって、適正な状態に落ち着いていた。

※NK細胞;「免疫」という体を守る大事なシステムは、数多くの免疫細胞のチームプレイによって機能しています。そのシステムの中で特に重要な役割を担っているのがNK(ナチュラルキラー)細胞。NK細胞はウイルス感染や細胞の悪性化等によって体内に異常な細胞が発生した際に、すぐさまそれらを攻撃する初期防衛機構として働きます。


1日100回の「笑い」、15分間のエアロバイクと同等の運動

1日100回笑うと15分間のエアロバイクをしたのと同等の運動効果があることが分かっています。1日15分笑うと40kcalの消費になります。これを毎日続けると、1年で2キロの脂肪が減る計算になります。
また、「微笑み」や「笑顔」は脳をリラックスさせますが、意識的に声を出して笑うほうが脳だけでなく全身に与える運動効果が高いといえます。

さらに、それが心からの「笑い」でなくても、心身に与える影響には大差ないことも分かっています。例えば、笑いながらと万歳すると、たとえ気持ちが沈んでいても体は「万歳する=嬉しいことがあった」と記憶しているため、瞬時に体に良い影響を与えることになります。
 「笑い」は、ストレスを解消し、生活習慣病を予防し、病気を遠ざける「良薬」といえそうです。



ちなみに、
笑うと、口角を上げる大頬骨筋(だいきょうこつきん)や目の周りの眼輪筋(がんりんきん)などの表情筋が動いて、笑顔ができる。別に楽しいことがなくても、この表情を作るだけで脳は笑っていると錯覚し、気分がほぐれてきます。箸を歯で横にくわえて、“作り笑顔”をするだけでも、脳のドーパミン系の神経活動が活発になって、快の感情が引き起こされたという報告もあります」(



笑ってコレだけのカロリーが消費できるんでしょうか??実際は難しいですよね。私はよく笑っていますが、特に変わりません。でも、イライラしているより、ヘラヘラ笑っているほうが楽しくていいかなーと思います。

  『笑門来福』 

私は素敵な言葉だと思います。
笑って福を呼んでこようと思います。


余談になりますが、

私は、干支を聞くのが好きなのですが、もう未年も終わりにさしかかっているということで、
調べてみました。

未(ひつじ)年生まれの性格は、思慮深く人情味もあり、おとなしいタイプです。人と対立することを好まず、人と人のつながりを大切にします。
この干支の人は、何事においても悩み決断が出来ずに考え込むことが多く、折角のチャンスを逃がすこともあります。また、軌道に乗っていることでも、何か問題が起きると嫌気がさして、手を引いてしまうような面も持っています。

また、物事に対して丁寧過ぎて、程々にと言うことが出来ない性格です。そのため、スピードを求められることや流行を追うようなのとには向きません。
頼みごとがあると徹底的にごまをするような面も持っています。そのため、人と争わないで欲しいものを手に入れることが出来ます。

という性格をお持ちだそうです。近くに未年がいたら教えてあげてください。



こっちのサイトのほうが詳しかったです。


長くなりましたが、皆さんも元気で、笑顔で今年を過ごしてくださいね。

今回で、今年の私の回は終わりになりますので、
良いお年をお過ごし下さい。

では、2016年までSee you again!!          
 
                                             保健師 近藤