2016年5月30日月曜日

呼吸を意識してみると・・・

胃カメラ予約状況

○人間ドック(個人・健康保険組合)

 12月初旬~ 予約可能

 キャンセル空き無し

○協会健保生活習慣病健診

 3月下旬~ 予約可能

 1/4(水) 1件空きあり

※特に協会健保さんの予約が大変混み合っております。ご迷惑をおかけします。




みなさま、こんにちは。保健師 竹田です。

はやいものでもう5月も終わりですね。
雨の日が多くなってきて、梅雨の足音が聞こえてきそうです。
梅雨になると、天気や気圧の関係などで気分までどんよりしてくることがありませんか?


今回は自律神経の調整に効果的な 呼吸法 についてお話したいと思います。


自律神経とは自分の意思に関係なく体の働きを調整する神経で、無意識にしている呼吸、消化、発汗、体温調整などを司っています。

自律神経には副交感神経交感神経があり、お互いが24時間、365日休まずバランスをとり合って、体の働きを安定的に調節しています。

このバランスが乱れ、どちらか一方が優位な状態が続くと、倦怠感や不眠、動悸や頭痛、不整脈、食欲低下などさまざまな不調が生じます。これが自律神経失調症です。


この自律神経のバランスをとるのが健康のカギといわれています。

しかし、自律神経は自分の意思でコントロールすることができません。

ところが、呼吸は意識すればコントロールすることができます。


普段、無意識にしている呼吸の速さや回数を意識的にコントロールすることで、自律神経のバランスをとることが可能になってくるのです。


呼吸法は、大別すると胸式と腹式にわかれます。
私たちはふだん胸式呼吸をしていますが、とかく呼吸が浅く、短いものになりがちです。

この短い胸式呼吸は交感神経を刺激します。

一方、腹式呼吸は鼻で息を吸いながらお腹をふくらませ、吐く息でお腹をへこませます。腹圧をかけるため、胸式より呼吸のリズムが自然とゆっくりとなります。

腹式呼吸をすると、肺の下にある横隔膜が上下運動します。この横隔膜に自律神経が密集しているため、吐く息を意識的にゆっくりとすればするほど、自律神経を刺激し、副交感神経が優位になり、リラックしていきます。

例えば、睡眠中は意識しませんが、お腹を自然に上下させるような腹式呼吸のため、ゆったりとしたリズムの呼吸になっています。

<腹式呼吸の方法>


1.仰向けに寝転ぶ

2.ゆっくりと口から息を吐く。体の中の空気をすべて外に出すつもりで、時間をかけて吐く。 
  このとき、お腹が徐々に引っ込むように気をつける。

3.鼻から深く息を吸う。このとき、下腹が膨らむように気をつける。

4.再び口から息を吐く。吸った時間よりも1.5倍から2倍かけるつもりで、長く、ゆっくりと

5.この動作・呼吸を繰り返す。

「吸って吐く」のではなく、「吐いて吸う」という順序がポイントです。
横になれない場所では、椅子などに座ってしてもかまいません。

呼吸法はいつでもどこでも自分でできる方法です。
習慣にして、ストレスや身体の不調とうまくつきあいましょう。




今回は休日に潮干狩りに行ってきました。
あさりは数個しかとれませんでしたが、こどもたちは水に入り、泥遊びさながら楽しそうでした。

今日も一生健命   竹田