2017年12月22日金曜日

いきいきとした生活を送ろう

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

今日は冬至。一年のうちで最も昼が短く、夜が長い日です。

ゆず湯に入って、のんびりとした夜を過ごしたいものです。




今日は健康寿命についてお話しします。

世界有数の長寿大国として知られる日本。

2017年7月公表の平均寿命は男性80.98年、女性87.14年と、いずれも過去最高となっています。
平均寿命とは、その年に生まれた0歳児が、平均して何年生きられるかを示しています。1986年の平均寿命は男性75.23年、女性80.93年だったので、この30年だけでも5年以上延びたことになります。


大事なのは健康寿命

健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。

平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約13年の差があります。誰もが最後まで、健康でいきいきとした生活を送りたいと思っています。
単に長寿であるだけでなく、「いかに健康で過ごすことのできる期間を長く保つか」がとても大切であるといえます。



平均寿命と健康寿命の差


健康寿命を延ばす生活習慣


1.カロリーコントロール

・食事は1日3回、朝食は抜かない
・魚を積極的に食べる
・抗酸化物質を取り入れる
・腹七分目でカロリー制限

2.適度な運動

ウォーキングのような軽い運動がおすすめです。毎日10分程度の散歩でも基礎代謝を高め、健康に良い影響をもたらします。
ウォーキングは手軽にできる健康法ですが、1日30分からのウォーキングは、糖や脂質のエネルギー代謝を高め、肥満や糖尿病の改善にも役立ちます。

3.禁煙
喫煙は健康寿命を縮める要因となります。

各地での取り組み


秋田県は20日、県民の健康増進を図り「健康寿命日本一」を目指す一環として、一部自治体で取り組んでいる健康ポイント制度の全県域への拡大を進める方針を明らかにしています。来年度以降、未実施の自治体に県内外の先行事例を紹介し、普及を呼び掛けていきます。

ポイント制度は、住民が検診を受けたり、運動に取り組んだりすれば賞品などと交換できるポイントがもらえる仕組み。特典を付けることで、健康や体調管理に意識が向かない人にも関心を持ってもらう狙いがあります。特に、女性に比べ健康づくりイベントへの参加が少ない男性の動機付けにもしたいということです。

できることから健康寿命を延ばすための取り組みをし、元気でいきいきとした生活を送りたいですね。
今日も一生健命  竹田