2017年12月13日水曜日

できたら辛い口内炎

こんにちは、山内です。

今週に入り、雪がちらついたりさらに寒さを感じるようになりましたね。
寒くて朝、布団からでるのに時間がかかるようになってしまった今日この頃です。

今回は、口内炎についてお話します。
口内炎とは、口の中の粘膜に生じる炎症を総称したものです。
特定の場所に生じている場合、舌炎、歯肉炎、口角炎などと呼びます。カンジダやヘルペスウイルス感染による口内炎など原因が明らかな場合は、カンジダ性口内炎、ヘルペス性口内炎と呼びます。



原因は細菌、ウイルス、アレルギー、薬剤など様々あります。また、白血病、貧血などで生じるものもあります。
誘因として口の中の傷、疲労、体力の低下、免疫異常、ビタミン欠乏、精神的ストレス、遺伝的要因、口腔清掃不良などがあげられます。

症状としては、口腔内の広い範囲の粘膜が赤くただれたり、水ぶくれやアフタという小さな丸い潰瘍や大きな潰瘍ができたりします。
はじめは、口が荒れたり、しみて痛かったり、進行すると痛みが強くなり食事がとれなかったり、飲み込みにくいなどの症状も出ます。

<口内炎の治し方>
1.うがい薬でうがいをする。
効果的に治すには、口内細菌の繁殖を抑えることが重要です。
20秒間のうがいを3セットくり返すと口内の細菌を10分の1に減らせるようです。

2.食後は丁寧に歯磨きをする。

3.睡眠をしっかりとる。
疲労や睡眠不足は免疫力低下につながります。睡眠時間を確保することを意識してみて下さい。

4.水分をこまめに摂る。
乾燥をしていると、細菌が繁殖しやすくなります。
ただし水分は、アルコールや辛いもの熱いものなど刺激が強い飲み物は控えるようにしてください。口内炎を悪化させたり、刺激で新しい口内炎を作ってしまうかもしれません。

5.ビタミンB2、B6を摂る。
ビタミンB2は、皮膚や粘膜を守る働きがあります。豊富に含む食材としては、レバー、海藻、青魚、ウナギ、納豆、卵、乳製品などがあります。
ビタミンB6は、皮膚や粘膜の健康を維持してくれる働きがあります。豊富に含む食材としては、レバー、ニンニク、バナナ、鶏のササミ、マグロ、カツオなどがあります。
口内炎を緩和するために必要なビタミンB2やビタミンB6は、実は体内で合成、一定以上は蓄積することができません。こまめに摂ることが大切です。

症状が軽い場合は、様子をみていてもよいのですが、長引くようなら専門医を受診することをすすめます。
口全体に口内炎ができてしまったら、食事がとれないために体力を消耗してしまうこともあります。歯科、口腔外科、耳鼻咽喉科、皮膚科などを受診してください。

それでは、またよい1日を。山内