2016年9月14日水曜日

市民健康教室 レポート

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。


今週は秋晴れとは行かない様子。週末は家族でいもたきを囲みます。

秋風を感じながら楽しめるのがまた行きたくなる理由です。




先日9月10日は 西条中央病院主催の 「市民健康教室」 が開催されました。

普段診療をしている医師が、地域の方々に医療について情報提供する催しです。

毎年開催されている教室ですが、今回は健診でも活躍する医師たちの話を聞くことが出来ました。


循環器:中村医師

産婦人科:吉田医師

外科:小野医師

整形外科:竹田医師

4名の医師の話しはそれぞれ日常で役に立つ貴重なものでした。


1.生活習慣病と動脈硬化  中村 医師

  生活習慣病の原因、疾患の特徴、治療、予防に至るまでを詳しく聞くことができました。

  健診を提供している私たちでも先生の出すクイズに不正解だった始末。。。
 
  冠動脈疾患を引き起こす1番の原因は何か?

  私は「高血圧」で不正解。

  正解は「高脂血症」でした。まだまだ勉強が足りませんね。





2.月経異常 ~自分の生理、本当は異常かも~  吉田 医師
  
  私たちがもはや日常としている月経は、異常なものかもしれない。

  その異常は子宮内膜症などの疾患が関連しているかもしれないというお話しでした。

  月経は人と比べることがあまりなく、症状があっても婦人科を受診するに至らない方が多いようです。

  昔の女性は生涯で50回ほどの生理が、現代では450回も経験するようです。常に女性ホルモンの影響を受けていることが、内膜症を引き起こす原因とも言われているそうです。

 月経が始まった女子であれば、早期に対応する事で子宮内膜症やその後に起こる不妊の予防に効果があるそうです。

 産婦人科医は女性の一生のパートナーです。という先生がかっこよく見えました。






3.乳がんを発見するコツ、更には精密検査と治療についてのイロハ  小野 医師

  乳がんは発生率の上昇と、死亡率の上昇が指摘されています。

  乳がんを予防する為にはまず、「自己検診」がいちばんという内容でした。

  検診で腫瘍を指摘される場合もありますが、発見に至る割合は圧倒的に自覚症状がある場合です。

  自己検診(自分で触る、鏡の前で見てみる)を月に1回すると良いそうです。

  そして、自覚症状があれば即受診を。自覚症状がない場合は検診を受けて頂くというのが発見に至るコツです。

  自己検診、ブログ内でも紹介していますので、ご参照ください。(2015年10月30日)



4.関節リウマチのはなし  竹田 医師

  関節リウマチは昔からある疾患で、その治療法はステロイドに始まり今年に至ります。

  関節の痛みに対し治療するのが主流でしたが、関節の破壊を阻止する事ができず、寝たきりになったりと、生活に影響を及ぼす疾患でした。

  近年、生物学的製剤が使われるようになり、関節の破壊を抑えることで生活の質を維持できるようになりました。
  
  辛い思いをする患者さんが減少しています。医療の役割はそこにあると感じました。






お肉です。もちろん一人用ではありません。

最近は霜降り派と熟成派にわかれてますが、こちらは熟成タイプ。

脂を気にしている私は、熟成派としておきましょう。


では次回までお健やかに。  篠崎