2016年4月20日水曜日

元気都市西条

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。


桜も散り、はなみずきの花が満開を迎えています。季節の移ろいを感じます。

健診もシーズンを迎え、多くの受診者をお迎えする日々を過ごしています。

今年度の健診の予定はお決まりでしょうか。








元気都市西条


西条市では、「元気都市西条」を宣言し、健康づくりに取り組んでいます。西条市の健康問題に対し、行政がどんな活動をしているのかを見ることができます。

第2次健康づくり計画「元気都市西条」

https://www.city.saijo.ehime.jp/soshiki/kenkoiryo/genkitosisaiyo.html


病院保健師(私たち)は企業を訪問し、健康問題を精査していきます。その際、西条市の健康問題と比較し、事業所の特性をみていきます。

地域性であるのか、企業特有のものであるのか、集団として評価を行います。

やはり地域のデータベースはあった上で、小集団の評価をするのが効果的であると考えます。


元気都市西条では「行政ができること」と、「市民ができること」という具合に、健康への取り組みが書かれています。


例えば、特定健康診査の実施について。


「市民ができること」

・家族、友人、職場で声をかけあって、年1回は健診を受けましょう。

・自分の健診結果を知るとともに、正常値も把握しましょう。

・健康相談や教室など、市で実施している保健事業に参加しましょう。

・自分の健康状態に応じた、生活改善をしましょう。

・家族で生活習慣を見直し、目標を決めて支えあいましょう。


「行政ができること」

・健康診査の受診勧奨に努め、受診しやすい体制づくりを整備します。

・生活習慣に関し、発症予防や重症化予防などの正しい知識を普及・啓発するために、保健事業の充実を図ります。

・市民が、健診結果に基づき生活改善の方法を自ら選び、実践できるよう支援します。

・医療機関などと連携を図り、治療が必要な人が継続して治療、管理が行えるよう支援します。


と明記されています。


そこに、「企業又は産業保健スタッフができること」があったとしたら。と考えます。

個人と行政の間に「個人が属する場(事業場や自治会・家庭)」があったら、もっとスムーズに健康づくりを進めることができると考えています。


元気都市西条をより活用した取り組みも検討しています。



このたび熊本地震で被災された方に謹んでお見舞い申し上げます。自分の生活の在り方について振り返り、備えることの大事さを痛感しています。

各地方や民間が支援を行っています。

話題になった愛媛新聞。(4月17日)



健康も安全もそこにあることのありがたさを感じます。

では次回までお健やかに。 篠崎