2016年2月17日水曜日

ストレス対策 4つのケア

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。


春一番吹きましたね。

今梅の花が見ごろを迎えています。この週末、お椿さんで商売繁盛をご祈願された方も多いのではないでしょうか。


健康管理センターに活けられた 梅の花



季節の変わり目は気分も変わりやすいもの。特に年度末は忙しい毎日で、リラックスなんて言ってられないのでは?

ストレスチェック制度が始まりましたが、周辺は平静を保っているように感じます。来年度、実施の動きとなる見込みです。ご用意はお早めに。

http://kokoro.mhlw.go.jp/

厚生労働省 こころの耳 ご参照下さい。


ストレスチェックは実施するだけでは意味を成しません。

メンタルヘルス不調者の発生防止を図ることが前提にあります。チェックをしたからといって安心してはいけません。

本日は普段からできる 4つのケア をご紹介します。


1.セルフケア

 労働者自身がストレスや心の健康について理解し、自らのストレスを予防、軽減するあるいはこれに対処すること。

2.ラインケア

 労働者と日常的に接する管理監督者が、心の健康に関して職場環境等の改善や労働者に対する相談対応を行うこと。

3.事業場内産業保健スタッフ等によるケア

 産業医、衛生管理者等の事業場内産業保健スタッフ等が事業場の心の健康づくり対策の提言を行うとともに、その推進を担い、また、労働者及び管理監督者を支援すること。

4.事業場外資源によるケア

 事業場外の機関および専門家を活用し、その支援を受けること


ストレスチェック制度では、セルフケアやラインケアの強化ができます。

セルフケアに関しても、事業者はサポート体制を整える必要があります。

例えば、 教育研修や情報提供 です。


・ストレス及びメンタルヘルスケアに関する基礎知識

・セルフケアの重要性及び心の健康問題に対する正しい態度

・ストレスへの気づき方

・ストレスの予防、軽減及びストレスへの対処の方法

・自発的な相談の有用性

・事業場内の相談先および事業場外資源に関する情報


等様々です。細やかな体制やサポートが、メンタル不調者の予防につながるのではないでしょうか。

とは言っても、こんなにたくさんの項目を整備できない...という事業所が多いのが実際かと。

そんな時は、「産業保健スタッフにお任せ!」です。

たとえ常勤で雇用していなくても、西条中央病院では保健師が待機しております。お力になれることがあれば幸いです。




祝日は久々のスノーボード。

天気がよくて、しかも暑い。雪があるのが信じられないくらいです。

たくさんの方が楽しまれた様子で、こんなストレス発散も必要だ。と感じる1日でした。


では次回までお健やかに。  篠崎