2018年4月6日金曜日

保険のありがたさ

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。

さくらも散り、すっかり葉桜になってしまいました。何となく寂しいですね。今日は院内のお花見ですが、雨です。こんなに晴れの日が続いていたというのに、今日はあいにくの雨です。毎年雨な気がします。

明日、4月7日は 世界保健デー/World Health Day です。

世界保健機関(WHO)が1949年に制定した、8つの公共保健キャンペーンの一つです。
毎年、重要度の高い「保健」に関するテーマを決めて、注意喚起や啓発を行っていて、全世界で課題に取り組んでいくことになっています。例えば血圧や糖尿病などがテーマに掲げられた年もあります。

日付は、第1回WHO総会が開かれた1948年4月7日からきており、毎年4月7日と決められています。
この日は全世界的に、テーマに関するイベントやキャンペーンをWHOの後援のもとで行われています。
 

※WHOは、世界保健機関憲章によって設立された国連の機関である。「すべての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的としている機関です。

2018年のテーマは

『ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ Universal Health Coverage』

となっています。
意訳すれば、「国民皆保険」という意味だそうです。
幸いにも日本においては国民全員「健康保険」に加入しており、医療費の自己負担も1割~3割で治療などの医療行為を受けられます。

その上、医療費が高額になったとしても「高額療養費制度」によって、所得に応じて支払う医療費の上限が決まっています。
 入院する際にあらかじめ届け出をしておけば上限までの支払いですむ、など健康保険制度は充実していると言って良いでしょう。

しかし、世界的に見ると、
・世界人口の少なくとも半数は、依然として必須保健医療サービスを完全には受けること が出来ていない。
・約 1 億人の人々は依然として医療費を支払わなければならないために「極度の貧困」(1 日当たり 1.9 ドル以下での生活)に追いやられている。
・8 億人以上の人々(世界人口のほぼ 12%)が、医療費のために家計の少なくとも 10%を 支払っている。
という事実があります。

日本の保険制度のありがたみを感じます。4月7日の「世界保健の日」をきっかけに、自分自身の体の状況や健康管理について見直してみてはいかがでしょうか。

余談ですが、今年のさくらです。
満開の西条運動公園にて…




クラレの観桜会は、葉桜になっている木も多くもありました。桜が散っている様子はきれいでした。

では、週末は肌寒くなりそうなので、体調には気をつけてお過ごし下さい。
次回まで、See you again!!!