2018年4月27日金曜日

ドクターに聞く、糖尿病の疑問

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

ゴールデンウィークが近づき、お出かけの予定を立てていらっしゃる方もいるかと思います。暑い日が続きそうですので、熱中症に気をつけて楽しい連休をお過ごし下さい。

当院の糖尿病内科医 藤原Drに糖尿病の疑問について質問してみました。



糖尿病とは


インスリンの分泌が不足している、インスリンが正常に働かないなどで血液中のブドウ糖が異常に高くなり、全身の血管がボロボロになってしまう疾患。

1型糖尿病
すい臓のランゲルハンス島β細胞が何らかの原因で破壊されてしまい、インスリンが分泌されなくなることにより発症。

2型糖尿病
インスリンの分泌不足、働きが悪いといった遺伝的な要因や過食、運動不足、肥満、ストレスといった生活習慣が要因となって発症。

Q.糖尿病は予防できるの?


A.糖尿病は発症要因から大きく1型、2型に分けられます。日本人では糖尿病患者さんの約95%が2型糖尿病といわれ、生活習慣がおもな原因となって起こります。

そのため、2型糖尿病で遺伝要因のない場合は、日常生活に気をつけていれば、糖尿病を発症にしくい身体をつくることができます。

Q.糖尿病を防ぐ食事のポイントは?


A.食事内容に関して制限はありません。カロリーを必要以上に摂らないようにします。

基礎代謝や日頃の運動量を考慮して調節しましょう。体重が増加傾向にあるならば、食事量の摂り過ぎが考えられるので、食事量を減らすか運動量を増やしましょう。
その中で、身体を維持するのに必要なタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂りましょう。痩せている人は制限はありません。


Q.食後の血糖値を上げすぎなければ、糖尿病になりにくいの?


A.なりにくいです。

食後は一時的に血糖値が高くなり、インスリンの分泌によって正常に戻ります。いづれの時間でも140~200mg/dlは境界型、200mg以上は糖尿病型と判断されます。
食べ方のお勧めは、1回の食事で炭水化物を半分の量にし、残り半分の量の炭水化物を食事と食事の間で食べる方法です(分食)。食後血糖の上昇が緩やかになることが期待できます。

今回はこのあたりで。
次回は運動編についてお話ししていこうと思います。

今日も一生健命  竹田