2017年3月15日水曜日

健康経営評価の体系

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。

すっかり春めいてきましたが、朝夕は冷え込むことも多く体調を崩しやすい季節です。花粉症の方も徐々に症状が出てきているようです。

寒桜の咲く松山城は日中暖かく、リフトからの眺望はやはり気持ちがいいものです。



年度末は何かと評価に忙しい時期ですね。

本日は健康経営における評価について。

評価の体系は、「運営全般」「実施事項」「成果」から構成されます。

その中に中項目が設定されます。さらに小項目が設定されます。

「運営全般」
1.健康増進を企業レベルの取り組みに位置づけているか。
2.自社の状況を踏まえて、適切な対策を検討・実施しているか。
3.対策の実施に必要なルール・体制が整備されているか。
4.対策の実施に必要なツールが整備されているか。
5.健康に関するコミュニケーションの仕組みが整備されているか。
6.取り組みのコスト、効果を把握しているか。

「実施事項」
7.有害物質・危険業務から労働者を守る(労働安全)対策を適切に実施しているか。
8.長時間労働(過重労働)対策を適切に実施しているか。
9.生活習慣病対策を適切に実施しているか。
10.メンタルヘルス対策を適切に実施しているか。
11.共通の設問
12.企業のCSR(社会的責任)として、従業員のみならず、生活者や社会の健康増進への貢献活動を行っているか。
13.健康経営上の優れた取り組み。
14.法令違反の状況

「成果」
15.有害物質・危険業務から労働者を守る対策
16.長時間労働(過重労働)対策
17.生活習慣病対策
18.メンタルヘルス対策

(経済産業省「医療・介護等関連分野における規則改革・産業創出調査研究事業」より)

以上のような項目で評価されます。

評価のポイントとして、
①健康増進におけるPDCAサイクルを確認
②多様な取り組みを評価
③事例の共有・普及を目指す
事を重要視しています。

いかがでしょうか。それぞれの項目について目標設定や活動計画が行われているでしょうか。

当院でも少し弱い部分もありそうですが、そこが来年度の課題となりそうです。

全てを網羅するのは難しそうですが、項目の中から強化ポイントを見つけて取り組んでもいいですね。




松山城は梅の花が咲き、暖かい日が差し込みます。

つかの間の休日でしたが、地元のよさを感じるいい一日となりました。

桜の季節にまた訪れたいです。

では次回までお健やかに。篠崎