こんにちは、山内です。
暑さを感じるようになってきましたね。体調不良には十分お気をつけください。
今回はフレイルについてです。
「フレイル」というのは、加齢に伴って心と体の働きが弱くなる状態のことを指します。
「最近、食欲が沸かない。」「かたいものを噛めなくなった。」「夜、眠れなくなった。」「物忘れが増えた。」など、歳をとったなと感じることはないでしょうか。
フレイルはそれらが重なることで起こります。
フレイルの状態を放置しておくとやがて身体機能障害へとつながり、要介護状態になる恐れがあります。
要介護状態になると"やりたいこと"と"できること"に差が現れ、自分が思うように体を動かせなくなり、食事や排せつ、お出かけ、入浴などを自分で行うことが出来なくなる可能性が出てきてしまうのです。
しかしフレイルは、早く介入して対策を行えば元の健常な状態に戻る可能性があります。
下記の項目でひとつでも当てはまれば、フレイル予防に取り組みましょう。
〇6か月間で体重が2~3kg減った
〇以前より疲れやすくなった
〇外出が減った・人と話すことが減った
〇ペットボトルのふたが開けにくくなった
〇横断歩道を青信号の間に渡り切るのが難しくなった
フレイル予防の3つの柱が「栄養」「運動」「社会参加」です。
「栄養」・・・バランスのよい食事を食べましょう。毎日の食事には筋肉の元となる魚、肉、卵、大豆製品や、骨を強くする牛乳、乳製品を必ず摂りましょう。
食事をする時はよく噛むことも大切です。
「運動」・・・しっかり歩きましょう。ちょっとした少しの運動でも継続して行なう事が大切です。
「社会参加」・・・社会参加の機会が低下するとフレイルの最初の入口になりやすいそうです。地域の活動に参加したり、趣味をしたり、自分に合った活動をみつけて取り組みましょう。
フレイルは本人が気づかないうちに、日常の中で進行していきます。
フレイルという言葉を知っていただき、自身で予防に取り組むことや家族など周りが気づいて対処を促すことが大切です。
それでは、また良い一日を。山内