2018年1月10日水曜日

旬の七草

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。

新しい年を迎え気持ちも新たに、2018年もよろしくお願い致します。

お正月は良い天気に恵まれ、穏やかな一日となりました。


先日は成人式がとり行われ、各地で様々なニュースがありました。

晴れ姿が美しいですね。オリンピック出場が決まった宮原選手です。

本日は春の七草について。



西条市は七草の産地で、その出荷量は日本一とされています。

1月7日には西条駅や食の創造館で七草粥がふるまわれたようです。

七草の種類はご存知でしょうか。

「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」

ゴギョウはハハコグサ、ハコベラはハコベ、スズナはカブ、スズシロはダイコンのことです。この七草をお粥にして1月7日に食べる七草粥の習慣は、江戸時代に広まったそうです。

いつの時代もどんな土地でも、年頭にあたって豊年を祈願し、「今年も家族みんなが元気で暮らせますように」と願いながらお粥をいただくそうです。

どんな栄養効果があるのでしょうか。

セリ:鉄分が多く含まれているので増血作用が期待できます。

ナズナ:熱を下げる、尿の出をよくするなどの作用があります。

ハコベラ:タンパク質が比較的多く含まれ、ミネラルそのほかの栄養に
     富んでいるため、民間では古くから薬草として親しまれています。

スズナ・スズシロ:ジアスターゼが消化を促進します。

七草粥について。

現在の「七草粥」は、新暦1月7日に行ったりしますが、元々旧暦の正月は今の2月頃で、その頃になると厳しい寒さの中にも春の陽射しも感じ始め、野草も芽吹き始める頃だったのでしょう。野菜不足を補う意味もあったのでしょうか。現在の1月7日の「七草粥」は、正月料理で疲れた胃をいたわる意味をもたせたりもしているようです。


材料) 4人前
七草1パック、白米2カップ、水7カップ、塩・しょうゆ少々

作り方)
1.米は洗って水気を切り、鍋に入れて分量の水を加えます。
2.鍋に蓋をして最初は強火にし、軽く煮立てば蓋をずらして弱火にし、
  30~40分かけて煮ます。
3.七草はきれいに洗い、熱湯の中に塩少々入れてさっと茹でてて水に
  さらします。1~2センチに刻みます。
4.炊き上がったら塩少々に好みでしょうゆを加えてあっさりと味付けし、
  七草全部を加えて混ぜ合わせます。蓋をしてしんなりするまで5分
  蒸らして出来上がりです。

是非お試し下さい。

地産地消や旬のものが注目されています。栄養価ももちろんですが、食の安全にも気を配る風潮があります。

総合的な体調管理や健康づくりのために、「食」をみなおすよい機会となると考えます。



新春初売りはご近所でコーヒー豆を買いました。
45%オフはかなりお得です。
コーヒーの効果はある研究によると抗がん作用や糖尿病予防効果があるようです。
個人的見解ではコーヒーと一緒に頂くおやつには幸福感をもたらす効果がありますね。しかしこれは体重管理にはとても厄介なのです。

では次回までお健やかに。 篠崎