2017年8月25日金曜日

やる気をだしてチャレンジ!

みなさん、こんにちは。

保健師 竹田です。

8月も終わりがみえてきました。

まだまだ暑い日が続きそうですが、少し涼しくなってほしいものです。

さて、夏休みも終わりに近づくと気になるのは残った宿題・・・といったところでしょうか。

やらないといけないのにやる気がでない、誰しも経験のあることだと思います。
勉強に限らず、仕事、運動、家事、、、すべてに言える事ですね。

今回はやる気についてお話ししたいと思います。



やる気の元はどこから?


やる気は脳の中の側坐核という場所でつくられると考えられています。
そしてやる気を出すには脳内物質とよばれるものが深くかかわっていることもわかってきました。
脳内物質には多くの物質がありますが、とくにやる気に関係する脳内物質はドーパミン、セロトニン、アドレナリン、ノルアドレナリン、オピオイドなどです。



「やる気がでない」をなくし、脳内物質を増やす方法



栄養バランス

ドーパミンは、たんぱく質から作られます。
必須アミノ酸やアミノ酸を含む食品を取ることが大切です。必須アミノ酸というと、お肉(牛肉、鶏肉、豚肉)、魚、大豆食品に多く含まれます。これらの食品と共にビタミンB群を摂取することが必要です。
もう一つ、ミネラル(鉄)を取ることも大切です。これらは、たんぱく質の代謝に働きます。

運動をする

ジョギングなどをすると、脳が活性化されて血流も良くなります。
運動をすることがドーパミンの放出を促します。好きなスポーツを再開することも良い事でしょう。

笑い・喜ぶこと

医学的にも笑うことは、免疫を高めたり、脳を活性化させたりと良いということが実証されています。
楽しいことが無くても、いつも笑顔でいることを心がけていると、脳が活性化されてくるということも実証されています。

睡眠

脳が「やる気」を管理しているのは起きている間です。眠っている間に脳内の神経伝達物質は働きを回復します。
充分な睡眠をとることは健全な心身を保つために必要なことですが、ここでは睡眠を脳へのリターンと考えます。
睡眠の質と量について、適当な睡眠がとれているか振り返ってみましょう。

毎日「朝日」を浴びる

セロトニンは朝に作られます。朝日を浴びるのがセロトニンをもっとも活性化させる方法です。
太陽の光を浴びるのは30分程度が効果的。あまり長い時間にわたって光刺激を受けるとセロトニンの自己抑制機能が働いてしまいます。
毎日朝日を浴びることによって体内時計がリセットされ、質の良い睡眠をとることにも効果があります。

小さな目標をいくつも設定する

小分けにした目標をいくつも設定することによって、小さな緊急事態を作り出します。
10ページの企画書を作る仕事であれば、1ぺージごとに細かく締め切り時間を設定します。
ひとつの目標を達成するとすぐに次の締め切りが迫っているという状態を作り出すと、その締め切り効果によって、脳は緊急事態と判断します。
さらに、達成までの時間を正確に見積もることで、達成が確信できる行為であると判断させることもできます。

やる気がでないからできないのではなく、しないからやる気が出ないと言われています。
実行に移すとやる気も出てくるということですね。

自分のできる所から取り組んで、上手にやる気をだしましょう。


今日も一生健命  竹田