2017年8月18日金曜日

気になるCT・MRI検査

皆さん、こんにちは。
保健師 近藤です。
お盆も終わり、お盆休みも終わりましたね。当院は16日だけだったので、大型連休の感じはしませんでしたが、お墓参りにはきちんといけて良かったなと思う、お盆でした。
夏休みも残すとこあとわずかです。
この時期、嫌になってました…私。休みが終わるのと、大きい宿題(自由研究)が残っているのが…辛かったです。。

今日は、あまりここで触れたことがなかったかなと思うCT検査とMRI検査の違いなどについてお話ししたいと思います。

MRI検査(MRI=MagneticResonanceImaging:磁気共鳴画像診断装置)
MRI検査は強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査です。
体内の様々な病気を発見することができますが、特に脳や、脊椎、四肢、また子宮、卵巣、前立腺等の骨盤腔に生じた病変に関して優れた描出能が知られています。また、色々な病気の早期発見、診断にMRI検査は有効とされ研究が進んでいます。



CT検査(Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置)
CT検査は、X線を使って身体の断面を撮影する検査です。
体内の様々な病巣を発見することができますが、特に心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓、腎臓などの腹部の病変に関しては、優れた描出能が知られています。


~検査の流れ~
【MRI検査】
MRI検査を行う前に確認することがあります。MRI検査は、大きい磁石と電波を使うので、患者様によっては検査を行うことができない場合があります。(心臓ペースメーカを装着している方など)
また、検査時にはトンネルのような筒の中に入っていただくので、閉所恐怖症の患者様は検査が行えないことがあります。

さらに、MRI検査室には大きい磁石が置かれているため、金属類を身につけたまま検査を行うことはできません。 金属が機械に吸い込まれたり、電子機器(時計・携帯電話など)は壊れることがあります。
また、アイラインなど化粧品に含まれる微小な金属が電波の影響で熱をもって、火傷の原因にもなります。

患者様にベッドに仰向けで寝てもらい、磁石の役割をする大きいトンネルの中に入ってもらいます。検査を行っている最中に機械から大きな音が発生します。
MRI検査では、画像を作るために、磁場を変化させる必要があります。この磁場を変化させるときに大きい音が発生します。
検査時間は、検査の目的によっても変わりますが、およそ20分~40分です。 

そのため、上に書いたような特別な理由がなければ安心して検査を行うことができます。
そして、もう一つの大きな特長は造影剤を使用しなくても血管の情報が得られることです。問診票を事前に記入させてもらい、医師の確認をとります。


【CT検査】
CT検査などは造影剤を体内に注入することによって血管の情報得ますが、MRI検査では特別な検査方法で、造影剤を使用しなくても脳の血管の情報を画像にすることができます。
撮影の際は、ベッド(検査台)に寝た状態で、筒の中に入り検査を行い、検査時間は10分~20分程です。 (検査部位や目的によって検査の時間は異なります)
MRIとCTの違いについて簡単にまとめてみました。

検査部位によって向き不向きはありますが、詳しく調べることができる検査という点では、重要な検査です。
健診のオプションで、頭部MRIや胸腹部CTなどのオプションを選ぶことができますので、興味のある方は受けてみてはいかがでしょうか?

先週の日曜日に伯方島の花火大会に初めて行きました。
おんまくと被っていましたが、人は多かったです。
お天気も良かったので、夕日もきれいでした。
花火は近くからみえとてもきれいでした。花火はやっぱりいいですね。




では、まだまだ暑い日は続いておりますが、良い週末をお過ごし下さい。
次回まで、See you again!!!