保健師 竹田です。
金曜の更新予定でしたが、今日になってしまいました。
九州の豪雨被害が心配です。また大雨になるようで、これ以上被害が出ないことを願います。
今日は汗についてお話します。
梅雨が明ければ、いよいよ本格的な夏。汗が気になる季節を迎えます。
汗というと「不快」「臭い」など、とかく嫌われ者になっていますが、私たちの身体にとっては欠かすことの出来ない重要な生理現象なのです。
そこで汗についてよく知り、上手な汗対策を取りましょう。
汗の最も重要な役割は体温の調節機能です。気温の上昇や運動、カゼの発熱などで体温が高くなった時に発汗は起こります。
汗の水分が皮膚の上で蒸発するときに熱が奪われ(気化熱)、それによって体温を36.5℃前後に保つことが出来るのです。
このように汗は私たちの生命維持に極めて重要な働きをしているのです。
汗は、皮膚にある「汗腺」から分泌されます。
エクリン腺は全身のほとんどに分布しています。主に体温調節のために汗を出す汗腺で、分泌される汗は無味無臭です。
一方、アポクリン腺はカラダの限られた部分にあり、特にワキの下に多く分布。独立して皮膚に開口しているエクリン腺と異なり、毛根に開口部があります。
アポクリン腺から出る汗は白く濁っていて、脂質やタンパク質などニオイのもととなる成分を多く含んでいます。もともとはフェロモンの役割をはたしていたともいわれています。
一方、アポクリン腺はカラダの限られた部分にあり、特にワキの下に多く分布。独立して皮膚に開口しているエクリン腺と異なり、毛根に開口部があります。
アポクリン腺から出る汗は白く濁っていて、脂質やタンパク質などニオイのもととなる成分を多く含んでいます。もともとはフェロモンの役割をはたしていたともいわれています。
汗をかく3つの要因
温熱性発汗
- 暑いときや運動をしたときに体温調節のためにかく汗
- 汗をかく部位:手のひら、足の裏を除く全身
- 汗腺の種類:エクリン腺
精神性発汗
- ストレスや緊張など精神的な刺激によりかく汗
- 汗をかく部位:ワキ、手のひら、足の裏など局所的
- 汗腺の種類:エクリン腺、アポクリン腺
味覚性発汗
- 辛いものやすっぱいものを食べたときにかく汗
- 汗をかく部位:特に額や鼻など
- 汗腺の種類:エクリン腺
発汗のメリット
汗をかくことで得られるメリットはたくさんあります。
1.体温調節
人が汗をかく主な理由は、高くなり過ぎた体温を冷やすため。
暑い季節や風邪などで熱がある時も、汗をかくことで体温調節ができるのです。
2.デトックス効果
汗をかくことで体内の老廃物や毒素を排出することができます。
そのため、むくみや肌荒れ解消にも効果的です。
3.新陳代謝アップ
運動で汗をかくと血行が良くなり、身体の冷えを改善できます。
代謝がアップするので肌のターンオーバーが促進され、美肌効果も期待できます。
汗をかくには適度な運動や入浴がおすすめです。
汗をかく前後にはしっかりと水分補給をして熱中症を予防しましょう。
今日も一生健命 竹田
1.体温調節
人が汗をかく主な理由は、高くなり過ぎた体温を冷やすため。
暑い季節や風邪などで熱がある時も、汗をかくことで体温調節ができるのです。
2.デトックス効果
汗をかくことで体内の老廃物や毒素を排出することができます。
そのため、むくみや肌荒れ解消にも効果的です。
3.新陳代謝アップ
運動で汗をかくと血行が良くなり、身体の冷えを改善できます。
代謝がアップするので肌のターンオーバーが促進され、美肌効果も期待できます。
汗をかくには適度な運動や入浴がおすすめです。
汗をかく前後にはしっかりと水分補給をして熱中症を予防しましょう。
今日も一生健命 竹田