保健師 篠崎です。
春がもうそこまできてますね。寒の戻りは今週で終わりになるでしょうか。
西の山が白くなることは珍しいのですが、きれいだったので撮影。
本日は健診を受けて頂いた際、結果に 「要精密検査」 と書かれていたケースについて。
厚生労働省研究班によると、2011年度に全国の市町村が行うがん検診(乳、子宮頸、大腸、胃、肺)を受診したのは、のべ約2,600万人で、うち「要精密検査」と判定されたのは、のべ約140万人だった。
このうち、実際に精密検査を受けたことが確認されたのは、乳がんで84%、胃がんで81%、肺がんで78%、子宮頸がんで68%、大腸がんで63%だった。 (引用)
生活習慣病健診は、生活習慣の改善を促す機会を与えてくれます。心電図などから、血管疾患の疑いがあれば、心臓の詳しい検査が行われるのが通常です。
がん検診ではどうでしょう。
胸部レントゲンでは 肺がんや結核、胸水等 をみています。異常な影がある場合、精密検査は CT撮影 となります。
便潜血が陽性であった場合は大腸内視鏡を行います。
子宮がん検査で異常な細胞があった場合、HPV検査や組織検査が行われます。
それぞれにあわせた精密検査が行われます。
当センターの実績でいえば、当日医師からの説明がある場合、約80%が精密検査を受けています。結構いい成績と感じています。
一方、結果が郵送の場合、約25%~30%まで低下してしまいます。
健診の結果をどのように理解するかによって、受診率の差が出るのではないかと感じます。
精密検査が未受診である場合、健診そのものの意義は無くなってしまいます。
「急いで受けないといけないのか」、と質問を頂くことがあります。
正解は 「早いほど良い」 ではないでしょうか。
異常があるかどうかは検査をしない限り、知ることができない。というのが理由です。
皆様も、健康診断を受けた際には、結果に注目です。
桃の節句ですね。
今週末は出会いと別れと、たくさん心が動きました。そんな季節ですね。
すっかり春気分の1週間でした。
では次回までお健やかに。 篠崎