2020年11月18日水曜日

今年のインフルエンザ

皆様こんにちは。

保健師 篠崎です。


都心や北海道でコロナ感染症の拡大が進んでいます。愛媛では松山で発症を認めています。ご自分の行動には細心の注意を払って頂き、予防対策をしっかりと行いましょう。

これからインフルエンザの季節にもなります。発熱を伴なわなくても風邪症状などが認められる場合には、医療機関に電話で受診の相談をして下さい

他の患者さんやご家族、職場での感染拡大を防ぐ為に、症状は正確に適切な受診を心がけましょう。 

今年のインフルエンザ対策

新型コロナウイルス感染症の流行が懸念される中、この冬に向けてインフルエンザワクチンの需要が高まっています。

厚生労働省の発表では、今年は過去5年で最大量(最大約6300万人分)のワクチンを供給予定ですが、より必要とされている方に、確実に届くよう協力依頼がありました。

*原則として

①65歳以上の方

②医療従事者、65歳未満の基礎疾患を有する方、妊婦、乳幼児、小学校低学年

③上記の方以外

の順番で接種が進められていました。現在も接種をする事ができますが、当院で確保している薬剤も少なくなっています。今年は特に需要が高いようです。皆様の関心が高いことがうかがえます。


インフルエンザにかからないために

1)流行前のワクチン接種

 早めの接種を心がけましょう。接種してから抗体が定着するまでに2週間程度必要です。流行前に接種し、重症化を防ぎましょう。

2)手指衛生、手洗い

 既に定着しつつありますが、個人でできる最大の防御です。アルコール製剤や石鹸を使って手洗いをこまめにしましょう

3)適度な湿度の保持

 空気の乾燥は気道粘膜の防御機能が低下し、感染症にかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使用し湿度(50~60%)を保ちましょう。

4)十分な休養とバランスのとれた栄養摂取

 身体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスの取れた栄養摂取を日頃から心がけましょう。

5)密をさける

 こちらも定着しつつありますが、これから人が集まる機会が増えます。遠方から帰省する方を迎える際にも十分注意をしましょう。マスクの着用を正しく行い、飛沫感染を防ぎましょう。



愛媛県ではインフルエンザの発生は認めていません。日頃のコロナ対策は効果が高いことがうかがえます。

今年は大変な1年ですが、近いうち気兼ねなく外出や会食ができる日が来ることを期待して皆さんで協力しあいましょう。


では次回までお健やかに。篠崎